俳句・短歌・川柳資格ガイド
学べること・学び方
俳句・川柳は、五七五、短歌は、五七五七七の音節で情景や感情を表現する定型詩。俳句には、季語を入れるという決まりがあり、主に文語なのに対し、川柳は主に口語で、「風刺」を目的としたものが多いのが特徴です。これらのルールと特徴を理解していれば、誰でもいつでも日本文化に触れることができるのです。またカルチャー教室や通信講座も開講されており、細かな技法を身につけたい人やプロのアドバイスを得たい人にはおすすめです。
はじめるにあたって
俳句・短歌は、日本語の持つ豊かな語彙や表現力を活かして、限られた文字数で情景や感情を表現する日本伝統の文化です。また俳句・川柳は、決められた音節で表現する定型詩としては、世界で類を見ないほどの短さだと言われています。これら日本定型詩の最古の歌集として有名なのが「万葉集」です。この万葉集は短歌の原点とも言われています。そしてこの短歌の上の句が独立したものが俳句で、江戸時代には「俳諧」とも呼ばれていました。
豆知識
その年の景気や世相を背景に、家庭や職場、社会におけるサラリーマンの境遇や心情をユーモアたっぷりに皮肉る「サラリーマン川柳」。第一生命の企画により、毎年行われている川柳コンテストです。皇室では、宮中歌会始(うたかいはじめ)という短歌を詠む会が毎年年頭に行われています。例年、題が決められ、国民からの詠進歌(宮中に差し出す歌)を募集。選ばれると皇居に招かれ、歌会始の儀において、それを披露することになります。