書道の先生になるにはどのような資格が必要?
書道の資格がなくても書道の先生になれるが、「師範」の資格があることで信頼度が高まる!
書道教室や各種イベントで指導・添削を担う先生ですが、実は専用の資格は必要ありません。
地域で書道教室を開きたい場合は特に書道関連の申請は必要なく、免許や資格も問われることはないでしょう。
一般的に書道には級位・段位といった実力を示す階級が存在し、最上位には師範というものがあります。
しかし、これらの免状は国家資格ではないため、統一されることなく各種団体が自由に授与しているのが現状です。
書道には様々な会派・団体が存在するので、書道の先生と言っても実力は大きく異なります。
一方で師範の免状が全く無意味かというと、そうではありません。
書道教室の先生は免許制ではないので、完全に個人の実力によって客を獲得しなければいけません。
書道を習いたいと考えている方たちがどのように教室を選ぶかを考えると、やはり先生の実力を証明するものがあった方が有利になるでしょう。
その理由は、信頼度が高まり、生徒も安心して教室へ通うことができるためです。
書道教室は初心者から師範まで段階を踏んで実力を査定されますので、先生になるのであれば受講することをおすすめします。
注意事項として、学校の教員として書道を教えたいという場合は、当然ながら教員免許が必要です。
ご自身の目指す方向に応じて進路を考えましょう。
書道の先生になるために資格以外で主に必要なものは?
(1)書道用具や場所代にかかる準備資金
書道の先生になるために必要なものとして第一にあげられるのは準備資金です。
お店の開業程ではないにしても、生徒を受け入れて指導をしなければいけませんのでコストがかかります。
まず書道道具一式複数セットを備えておくべきでしょう。
一例として、墨、墨汁、毛筆、すずり、文鎮、書道下敷きなどが挙げられます。
生徒に持参させる方法もありますが、万が一道具を忘れてしまった場合や学習に適さない道具を購入してしまったというトラブルにも対応しなければいけません。
どの程度の生徒を受け入れるのかにもよりますが、人数分書道道具を揃えておいた方が安心です。
2つ目は生活必需品が必要になります。
机、ゴミ箱、ティッシュ、飲み物などです。
想定する授業時間にもよりますが、快適に過ごせる環境を整えておかないと生徒が集まりません。
チラシやホームページを利用した宣伝をする場合は別途費用もかかります。
3つ目は半紙。
一日に大量の数を使用しますので余裕をもった枚数を備えておきましょう。
(2)書道を開講する教室
書道教室を開く際に重要なのが教室の場所です。
選択肢としては自宅、地域の公民館、レンタルオフィス、放課後の学校などが挙げられます。
自宅で書道教室を開くことができるのであれば、初期資金を抑えることが可能な上、維持費用も安価に済ませられます。
多くの書道教室は自宅の一室を利用することが多いようです。
地域の公民館では費用がかさむのが問題ですが、一方で多くの人数を収容可能で、自宅よりも生徒たちが通いやすいという利点はあります。
注意事項として、どの場所を選んだとしても開業届が必要になる事を覚えておきましょう。
個人事業主として開業する際に必須になりますので、実際に授業を始める前に税務署に届けなければいけません。
なお、開業届は国税庁ホームページから印刷できます。
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