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Webデザイナーとプログラマーの違いは?年収や将来性、スキルについて解説!

Webデザイナーとプログラマーの違いは?年収や将来性、スキルについて解説!

IT分野の中でも人気の高い職業であるWebデザイナーとプログラマー。この2つの職業はどのように違うのか、仕事内容や身につけるべきスキルのほか、年収や将来性についても解説します。
Webデザイナーとプログラマーのどちらに就きたいのかによって、習得すべきスキルは異なります。キャリア選択を迷われている方は、自分にはどちらの職業の方が適しているのか考えるヒントにしてみてくださいね。

更新日:2024-10-30(公開日:2020-08-11)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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Webデザイナーとプログラマーの仕事内容の違いとは

Webデザイナーとプログラマーの仕事内容の違いとは

Webデザイナーの仕事はWebデザインの制作

Webデザイナーは、Webサイトをデザインしたり実際に制作したりする仕事です。私たちがWebサイトを閲覧するときによく目にする、アイコンやバナーなども、Webデザイナーによって作られています。

とはいえ、Webデザイナーの仕事はデザインをするだけではありません。
「Webサイトを作ってほしい」というクライアントからの要望を聴取し、「このWebサイトを見た人に、どのように動いてほしいか」などを踏まえつつサイトの骨組みを考えるのも、Webデザイナーの大切な仕事です。

この骨組みに沿って、Webサイトを彩る画像の加工や色の選定をしたり、ボタンの配置などを決定したりします。この工程では「Photoshop」や「Illustrator」といったグラフィックソフトを多く使用します。

Webデザイナーは、Webサイト作成において、デザインだけでなく「コーディング」を行うこともあります。コーディングとは、構成通りに文や画像をWebサイト上に表示させたり、バナーやボタンを機能させたりする作業のこと。

コーディングには、HTMLやCSS、JavaScriptなどの知識が必須です。「コーダー」と呼ばれるコーディング業務を専門におこなうポジションもありますが、「コーディングまでできるWebデザイナー」は重宝される存在です。

プログラマーの仕事は仕組みの構築

プログラマーは、Webサイトやアプリケーションなどが動作するシステムを構築する仕事です。

主な仕事は、プログラムの仕様書をもとに「ここをクリックすると、このページに飛びますよ」といった機械への命令を書くこと=「プログラミング」です。

例えば、飲食店検索サイトからボタンをクリックするだけでお店の予約ができたり、ネットショップで商品の注文ができたりするのも、プログラマーによるプログラミングのおかげです。

プログラミングを行うには、C言語やJava、PHP、Pythonなどのプログラミング言語を使用します。

プログラマーは、担当する仕事によりいくつかの種類に分けられます。以下に、プログラマーの主な種類を紹介します。

Webプログラマー

Webサイトに特化したシステム開発を担うプログラマーです。「プログラマー」と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、このWebプログラマーではないでしょうか。

アプリケーションプログラマー

スマートフォンやパソコン上で動作するアプリケーション(アプリ)の開発を行うプログラマーです。スマートフォンのアプリを開発するプログラマーの多くは、iOSかAndroidのどちらかを専門的に開発するケースがほとんどです。

ゲームプログラマー

テレビゲームやスマホゲームなどの開発を専門とするプログラマーです。

組み込み系システムプログラマー

スマートフォンやテレビ、エアコン、デジタルカメラなど、機械が正常に動作するために必要な制御系のプログラミングを行うプログラマーです。

汎用系プログラマー

政府機関や大手企業などが開発した大型のコンピューター(=汎用コンピューター)のプログラミングを行うプログラマーです。

通信系プログラマー

機械とネットワーク間でのやり取りが発生するシステムを構築するプログラマーです。Wi-Fiやモデムの他、クラウド型のシステムなども担当します。

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Webデザイナーとプログラマーの年収比較

Webデザイナーとプログラマーの年収比較

Webデザイナーの平均年収

求人情報・転職サイトdodaの調べによると、2022年12月時点でのWebデザイナーの平均年収は361万円でした。

国税庁の発表している2021年分の国民の平均年収は443万円であるため、この値よりも下回っていることになります。Webデザイナーとして働いているのは比較的若い年代の人が多いため、平均年収が低めに抑えられている傾向が考えられます。

Webデザイナーを経て、WebディレクターへのキャリアアップやUI/UXデザイナーへのジョブチェンジをすることで、年収アップの可能性も高まるでしょう。

関連記事 Webデザイナーの平均年収は?収入アップの方法や年収1000万円を目指す方法を解説

プログラマーの平均年収

求人ボックスが公開しているデータによると、2023年4月時点でのプログラマーの平均年収は、およそ434万円となっています。上でも述べた国民の平均年収は443万円ですので、プログラマーの年収はほぼ標準的といってよいでしょう。

ただし、プログラマーの年収は個人によってバラつきが大きいという特徴があります。プログラマーの仕事は、個々が持つスキルや経験などによって収入に差が出やすいためです。

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Webデザイナーとプログラマーの需要と将来性

Webデザイナーとプログラマーの需要と将来性

Webデザイナーの需要と将来性

Webデザイナーの将来性は期待が持てるといってよいでしょう。コロナ禍を経た現在、さまざまな企業がWebサービスを新たに取り入れており、Web業界の更なる成長が見込まれています。これに伴い、Webデザイナーの需要もますます高まっているのです。

「Canva」があればWebデザイナーはいらない?

オンラインで使えるグラフィックデザインツール「Canva(キャンバ)」。Webデザインの知識がなくても直感的にバナーやチラシを作ることができるため、「Canvaがあれば、Webデザイナーは必要なくなるのでは?」と心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かにCanvaは、Webデザインに精通していない人であっても直感的に、見栄えの良いデザインができる便利なツールです。豊富なテンプレートのお陰で、思い通りのWebデザインも叶いやすいでしょう。

しかし、イラストや文字を細やかに調整したい場合や、より効果的にデザインをしたい場合などには、PhotoshopやIllustratorの使用や、ユーザーの使いやすさに寄り添ったデザインの制作など、Webデザイナーとしてのスキルや知識が求められます。

そのため、CanvaによってWebデザイナーの存在が不要になるということは考えにくいでしょう。

プログラマーの需要と将来性

Webデザイナーと同様に、プログラマーも需要、将来性ともに期待できます。
独立行政法人情報処理推進機構による「DX白書2021」のデータによれば、「デジタル事業に対応する人材の量の確保状況」で、日本国内でのエンジニア/プログラマーの確保状況は「やや不足している」が29.1%、「大幅に不足している」が18.4%となっています。約半数(47.5%)もの企業がエンジニアやプログラマーの不足を実感しているのです。

さらに、2016年に発表された掲載産業省による「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、IT関連のニーズの高まり、また、人口の減少(=労働人口の減少)などにより、2030年には最大で約79万人ものIT人材が不足する可能性が試算されています。プログラマーの需要の減少は、当分の間はないと考えてよいでしょう。

「chatGPT」でプログラマーの仕事は減る?

「chatGPT(チャットジーピーティー)」は、私たちのさまざまな質問に答えてくれたり、文章を書いたりしてくれるAIチャットサービスです。chatGPTは指示に従ってプログラミングコードを書くこともできるため、「プログラマーの仕事が減るのではないか」という心配も生まれます。しかし結論から言えば、chatGPTによってプログラマーの仕事がすぐになくなるようなことはないでしょう。

chatGPTは、プログラミング言語を覚えていなくてもコーディング(プログラミングコードを書くこと)ができる便利なサービスです。プログラマーが自分の仕事に取り入れて、chatGPTに部分的なコーディングを任せてアシスタントのように使うこともできるでしょう。

しかし、どこの部分のコーディングをchatGPTに任せるのかを判断するのは、知識を持ったプログラマーです。

2023年4月現在において、chatGPTはまだまだ完成されたサービスではありません。ときには間違った情報を出力する可能性もあります。chatGPTが書いたプログラミングコードが正しいかどうか判断することも、プログラマーでなければできません。

また、プログラミングで構築されたシステムを使うのは人間です。chatGPTがどんなに便利であっても、人間の感情や感性を理解してユーザーの満足感を高めるより良いシステムを作り出すことができるのは、やはり人間であるプログラマーなのです。

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Webデザイナーとプログラマーのスキルの違い

Webデザイナーとプログラマーのスキルの違い

Webデザイナーが必要なスキル

Webデザイナーが身につけておきたいスキルには、「コーディング」と「コミュニケーションスキル」が挙げられます。

コーディングとは、「Webサイトをこのように見せたい、動かしたい」といった具体的な指示を、コンピューターに分かるように書くことです。

コーディングをおこなうにはマークアップ言語である「HTML」や、スタイルシート言語である「CSS」などの言語を習得する必要があります。HTMLもCSSも、習得するにはそれなりの時間や努力が必要ですが、主にプログラマーが使うプログラミング言語よりは難易度が低めです。未経験の方でも、おおよそ6ヵ月程度で習得できることが多いようです。
Webデザイナーの中にはWebサイトのデザインのみを行う人もいますが、コーディングができるようになると仕事の幅はグッと広がるでしょう。

また、Webデザイナーにはコミュニケーションスキルも求められます。クライアントの要望や悩みを上手く引き出したり、「なぜこうしたWebデザインにしたのか」という意図を分かりやすくクライアントに伝えたりするためにはコミュニケーションスキルが必須となるでしょう。

関連記事 コーディングとは?Webデザイナーが身につけるメリットを解説!

プログラマーが必要なスキル

プログラマーに必要なスキルは、「プログラミング言語」です。

プログラミング言語とは、コンピューターを思い通りに動かすための「命令」を書く言語。その種類は200種類以上存在しますが、代表的なものにはC言語やJava、JavaScript、PHP、Python、C#、C++、Rubyなどが挙げられます。

プログラミング言語の種類によって、開発できるシステムには得意・不得意が存在するため、自分が携わりたい仕事は何かを見極めて言語を習得する必要があります。プログラミング言語はプログラミングスクールや独学で学べるほか、入社後に研修で習得できる場合もありますよ。

Webデザイナーとプログラマーを兼任できる?

Webデザイナーとプログラマーとの兼任は可能です。

例えば、予算の少ない小規模な会社では、Webデザイナーがサイトのデザインからプログラミングまでを一貫しておこなうこともあるでしょう。また、フリーランスで活躍する方の中には、サイト作成の全ての工程を一人でおこなう方も存在します。

しかし、プログラミング技術を持つWebデザイナー(もしくはその逆)は少なく、基本的には分業されていることの方が多いようです。

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未経験から目指すならWebデザイナーとプログラマーどっち?

未経験から目指すならWebデザイナーとプログラマーどっち?

未経験から目指すのであれば、Webデザイナーとプログラマーのどちらを選べばいいのか、迷われている方もいらっしゃることでしょう。

Webデザイナーとプログラマーを比べたとき、短い学習期間で仕事に就けるのはWebデザイナーです。前述通り、Webデザイナーに必要なHTMLやCSSといった言語は、3ヶ月から6ヶ月程度あれば習得できます。

一方、プログラマーを目指して簡単なプログラミングを行えるレベルになるまでには1ヶ月から3ヶ月程度、実務レベルにまでスキルアップするには15ヶ月から18ヶ月程度かかるといわれています。未経験からプログラマーを目指すのであれば、比較的習得が容易な種類のプログラミング言語から学び始め、徐々に対応できる幅を広げていくとよいでしょう。

初心者でも学びやすいプログラミング言語には、人工知能(AI)の開発にも使われるPythonや、Web上のシステム開発などに用いられるPHPなどが知られています。

Webデザイナーとプログラマー、どちらの仕事に興味があるかによっても異なりますが、未経験でパソコンの経験が浅く、なるべく早く仕事をしたいと考えている方にはWebデザイナーがおすすめですよ。

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Webデザイナーがプログラミングを学ぶメリット

Webデザイナーがプログラミングを学ぶメリットとは

メリット(1)仕事の幅が広がり、キャリアアップにつながる可能性も

Webサイトの作成は、Webデザイナーとプログラマーが共同で行うことが一般的です。理由は、Webサイトのデザインまでできるプログラマーやエンジニアは少数派だから。そのため、プログラミングスキルを兼ね備えたWebデザイナーは非常に貴重な戦力となります。

自分がデザインしたサイトがどのように動くのかを理解していれば、よりWebに適したデザインを考えることができるようになり、キャリアアップにもつながります。また、分業体制で仕事を行う際にも、プログラマーとのやり取りがスムーズになるでしょう。

また、負担を軽減するために、「Webデザインからプログラミングまでを一人に頼みたい」というクライアントも存在します。プログラミングを学んでおけばこうした案件も受注できるようになり、仕事の幅も広がります。

メリット(2)就職・転職時に有利になる

人手不足のIT業界において、2023年4月現在のプログラマーの有効求人倍率は8倍ともいわれています。都心部はもちろんのこと、地方の山間部の企業にもプログラマーの求人が見つかります。プログラミングを学んでおけば、就職や転職時に有利になる可能性が高く、場所に縛られない働き方もできるでしょう。

またIT業界は、現場で一人ひとりに任せられる仕事の範囲が非常に広い傾向にあります。プログラミングもできるWebデザイナーは重宝され、年収アップも期待できるでしょう。

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Webデザイナーを目指せるおすすめスクール

ヒューマンアカデミー / 通信講座 * 『たのまな』(通信)

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デジハリ・オンラインスクール(通信)

スキルが身につく本格的オンラインスクール

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パソコンスクール アビバ(通学/全国)

全国に広がる開講拠点!就業サポートも充実!

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パソコンスクール アビバ

ヒューマンアカデミー(通学/全国)

スキルで選べる全38講座!初心者から現場で通じる実践力を身につける!

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ヒューマンアカデミー/通学

【バンフー】入学金ゼロ・印刷会社運営・最短2日でWEB/グラフィックを習得(通学/関東)

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まとめ

ユーザーの目に入る外観部分をデザインするWebデザイナー。目には見えないシステム部分を構築するプログラマー。2つの職業の違いについてみてきました。

両方とも需要や将来性について期待できる職業ですが、さらなるキャリアアップや収入アップを目指すのであれば、Webデザインとプログラミング両方の習得にチャレンジしてみるのもよいのではないでしょうか。

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