鍵師資格ガイド
どんな仕事?
鍵にまつわるトラブルを解決するのが鍵師の仕事です。家や車、自転車、オフィスなどの鍵の紛失や、忘れてしまったという時にかけつけ、鍵を開けたり、修理したりします。近年増え続けているピッキング被害に備え、シリンダー交換や、追加で鍵を設置するという業務も増えているようです。鍵師には民間資格もありますが、資格がなくてもできる仕事なので、鍵屋で働きながらその技術を身につける人も少なくありません。
活躍の場
鍵を取り扱う店舗で働くのが一般的。鍵屋は、個人店や小規模事業で運営している場合が多く、求人数も多いとは言えません。特に技術ゼロからのスタートとなると門戸はさらに狭くなるでしょう。フランチャイズ展開している鍵専門店であれば、独立を視野に入れた、技術指導などを得られるケースもあるようです。または鍵の専門養成所などで技術を習得して既存の鍵店に勤めるか、もしくは独立開業という道もあります。
気になる将来は?
鍵の販売や合い鍵製造、もしくは紛失時の解錠、修理等のみを扱う鍵店は現在飽和状態になっていると言えます。ゆえに、鍵師として活躍するにしても、将来的にその分野だけでは多くの収入は見込めそうにありません。しかし、鍵、広くはセキュリティという分野で専門家としての知識やスキルを生かした仕事ができればその道は開けるのでは。高度化する犯罪手口にさらなる防犯対策を求めるニーズは今後も見込めるでしょう。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | 鍵師技能検定試験 |
試験日 |
【二級鍵師技能検定試験(2018年7月)】 【二級鍵師技能検定試験(2018年5月)】 【[第7回]一級鍵師技能検定試験】 |
試験区分 | 民間資格 |
主催団体 | ビジネス教育連盟・日本鍵師協会 |
受験資格 | 二級:満年齢18才以上で、原則として日本国籍を有し、前科等のない者 一級:二級鍵師資格所持者 |
合格率 | - |
出題内容・形式 | ▽二級鍵師技能検定試験 ・筆記試験:選択問題と記述問題の両方 錠前全般についての専門的基礎知識について問われます。 ・実技試験 玄関錠を含む数種類の一般普及錠を、ピッキングの手法で、一定時間内に一定割合以上開錠する技能、業前構造に関する技能などを問われます。 ▽一級鍵師技能検定試験 ・筆記試験:選択問題と記述問題の両方 錠前全般についての専門的知識について問われます。 ※ある程度の実務経験、知識がある方が有利です。 ・実技試験 数種類の錠前を、ピッキングの手法で開錠する技術並びにシリンダーから合鍵を作製する技能、ピンの組替え技能などが問われます。 |
検定料 | 二級鍵師技能検定試験:12,000円(税込) 一級鍵師技能検定試験:20,000円(税込) |
問い合わせ先 |
ビジネス教育連盟・日本鍵師協会 http://www.kagishi.com/ 〒160-0022 東京都新宿区新宿5-4-1 新宿Qフラットビル707 TEL:03-3356-5304 |