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働きながら行政書士の勉強はできるのか?独学での合格は?

行政書士は、官公署に提出する許認可等の申請書類の作成や提出手続き代理など、行政に提出する書類を作成することを主な業務とする国家資格です。合格率は11%前後で、難関資格の部類に入るため、働きながら勉強ができるのかと不安になる方も多いでしょう。

この記事では働きながら行政書士資格を取ることができるのか、必要な勉強時間はどれくらいかについて詳しく解説しています。

更新日:2024-08-17(公開日:2024-08-17)

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働きながら行政書士資格を取るのは難しいのか?

合格率が11%前後の資格で、働きながら資格を取るのは難しいのではないかと思う方もいるでしょう。行政書士資格の職業の詳細なデータはありませんが、年代別のデータはあります。
(参照:一般財団法人行政書士試験研究センター『最近3年間における行政書士試験の受験者・合格者の属性』より)

令和3〜5年の合格者を年代別で見ると、行政書士の合格者の9割は20代〜50代が占めています。一般的に20代〜50代は働く世代です。行政書士は年間6万人近くが受験しており、5万人以上が20代〜50代。高い割合の人が働きながら、行政書士試験に合格していると考えることができるでしょう。

実際にネットの合格体験記でも働きながら合格している人のブログがたくさん出てきます。つまり、働きながらでも行政書士資格を取得することはできると言えます。

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行政書士試験の概要

では次に、行政書士試験の概要について解説します。受験資格、試験内容、合格基準、合格率の順に説明します。

参照元:一般財団法人行政書士試験研究センターホームページ

受験資格

行政書士試験は年齢、学歴、国籍等に関係なく、誰でも受験できるのが特徴です。

令和5年度の試験データでは受験者は9歳〜90歳までと幅広く、最年少の合格者は何と13歳でした。

試験内容

試験内容は主に2つに分かれており、憲法や行政法、民法など法令からの主題と、行政書士の業務に関連する一般知識からの出題に分かれます。

試験科目は下記の通りです。

試験科目
内容等
行政書士の業務に関し必要な法令等(出題数46題)
憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)、民法、商法及び基礎法学の中からそれぞれ出題し、法令については、令和5年4月1日現在施行されている法令に関して出題します。
行政書士の業務に関連する一般知識等(出題数14題)
政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解



合格基準

また行政書士試験は、下記の通り明確に合格基準が定められているのが特徴です。

(1)行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点以上である者
(2)行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者
(3)試験全体の得点が、180点以上である者

法令科目、一般知識共に一定基準の点数を取ることが求められますので、どちらかの科目を捨てて片方に集中するということはできません。満遍なく勉強する必要があります。

合格率

行政書士試験の合格率は大体11%程度で推移しています。

下記が直近5年間の受験者数と合格者数、合格率です。昨年度は13.98%と比較的高かったようですが、10人受けたら9人が落ちるので難関といえるでしょう。

年度 受験申込者数 受験者数 合格者数 合格率
令和5年度 59,460 46,991 6,571 13.98%
令和4年度 60,479 47,850 5,802 12.13%
令和3年度 61,869 47,870 5,353 11.18%
令和2年度 54,847 41,681 4,470 10.72%
令和元年度 52,386 39,821 4,571 11.48%

(参考:一般財団法人行政書士試験研究センターホームページより)

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合格に必要な勉強時間

行政書士試験合格に必要な勉強時間は大体500時間程度と言われています。ただし法律に関する予備知識がない方、つまり初心者が試験に合格したい場合は1,000時間程度の勉強時間が必要だと言われています。

あなたが法律に関して初心者だとすると、毎日3時間勉強したとしても1年近く、5時間勉強したとしても半年以上の期間が必要です。仕事をしているか否かで平日・休日でとれる勉強時間も変わってくるので、スケジュールを立てて計画的に勉強する必要があります。

行政書士試験は一年に一度の試験なので、一発で合格したいと思う方がほとんどだと思います。また初めてで何から始めればいいかわからない!という方にはスクールや通信講座を受講するのもおすすめです。

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働きながら行政書士試験に合格するためには

ここでは働きながら行政書士試験に合格するために大切なことを、具体的に解説します。

スケジュールを立てる

まずはスケジュールを立てることが大切です。

最初に勉強時間として捻出できる時間を考えてみましょう。夜はどのくらい勉強時間に充てられるのか、朝の時間を確保することは可能か、スキマ時間は使えるか、など可能な範囲でしっかりと勉強時間を確保することが大切です。

確保できる勉強時間がわかれば、一般的な勉強時間の1000時間をどれくらいの期間で確保できるかが分かり、行政書士試験から逆算していつ頃から勉強を始めればいいかも見えてきます。

行政書士試験の試験日時は毎年11月頃です。勉強に1年かかるとすると、前年の11月には勉強を始める必要があります。

テキストを少なくとも二周する

何から手をつけていいかわからない、という場合、まずは入門テキストを一巡することをオススメします

入門テキストは「図説が多く見やすい」「法律や条文の解説がある」分かりやすいものを選びましょう。また、行政書士試験は憲法や行政法、民法などの法令から出題されます。最新の法改正にも対応する必要があるので、テキストは古本屋などで買わずに今年度の最新版を購入しましょう。

入門テキストには一通りの主題範囲の基礎知識がまとめられています。まずは一巡し、もう一度理解した状態で2周すれば、基礎知識は定着していきます。

演習問題を反復して練習する

ある程度基礎知識がついたら、演習問題に入っていきます。問題はただ解くだけでなく、採点の後にしっかりと解説を見て、全ての選択肢についての理解を深めていきましょう。

演習問題を何度も反復したら、行政書士試験の過去問を実際と全く同じ制限時間を設けて解いてみることをおすすめします。もちろんこの時はテキストなどを見ずに、実際の試験と同じ状態で行います。こうすることで当日の試験の時間の使い方が自分の身体に馴染み、当日もリラックスして試験を受けることができます。

スクールや通信講座を利用する

独学でスケジュールを管理する自信がないという方、わからないことがあった時は相談する人が欲しい、という方はスクールや通信講座を利用するのもおすすめです。

現在の行政書士試験は平成18年から開始されており、15年以上の試験実績があるので、スクールや通信講座には様々なノウハウが蓄積されています。

他にも

  • 試験に特化した教材が準備されている
  • 法改正などの最新情報が入ってくる
  • 分からないことがあればすぐに質問ができる
  • モチベーションを保ちやすい

などのメリットがあります。

デメリットはやはり独学に比べてコストがかかることでしょう。スクールは時間的拘束も発生するので、自分のやりやすい勉強スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

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独学での合格は難しいのか?

行政書士試験は合格率が11%前後の難関資格であり、独学で勉強するのは難しいのではないかと思う人もいるでしょう。ですが、テキストをしっかり反復し基礎知識を覚え、演習問題や過去問を繰り返し解くことで、独学で合格することも可能です。

独学であれば、費用は抑えられますし、好きな時間に勉強できます。働きながら受験をしたい場合、自分で勉強時間を自由に決められるのは大きなメリットです。

ただし、独学の場合は法改正の情報などを自分で拾ってくる力が必要になります。また分からないところがあっても自分で確認する必要があるため、法律知識が全くない方はテキストだけで理解するのは難しい箇所もあるかもしれません。

スケジューリングが苦手であったり、モチベーションの維持ができない、質問できる人が欲しい。そんな方はスクールや通信講座を検討するのもおすすめです。

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独学で合格するためのおすすめテキスト

独学で合格するためのおすすめテキストを2冊ご紹介します。

1:うかる! 行政書士 入門ゼミ 2024年度版

初学者必読、と銘打たれた通り初心者に分かりやすい行政書士の入門テキストです。試験の全体像がフルカラーで分かりやすく解説されています。

特徴は以下の通り

  • 行政書士試験の全体構造から理解できるように、をわかりやすく解説されている
  • 憲法、民法、商法、行政法、基礎法学、一般知識と行政試験の必要範囲が網羅されており、初心者向けにイメージしやすい身近な事例から法律の初歩が解説されている。
  • 行政書士試験当日までの学習モデルプランが記載されており、自分のスケジュールに落とし込める。
  • 実際に行政書士になった後のスケジュールなどが具体的に紹介されている。

使用者の声も「分かりやすい」「読みやすい」と評判で、初学の「最初の一冊」にぴったりのテキストです。

2:行政書士過去問マスターDX

独学で勉強するなら過去問の学習は必須です。こちらの問題集は過去10年分の本試験問題が、各科目の項目別に分類され掲載されています。

また各問題の正答率も記載されており、最新の法改正にも対応されているので安心して学習に取り組むことができます。

3分冊セパレート形式で、サイズもコンパクトなB6サイズ。持ち運びにも便利なのも特徴です。

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行政書士をめざせるおすすめのスクール・通信講座

最後に行政書士を目指せるおすすめのスクール・通信講座を紹介します。

資格スクール大栄

資格スクール大栄は「挫折させない」「続けられる」にこだわった資格スクールです。

自分の都合に合わせた日時に予約し、通学受講する「オンデマンド講座」と決まった曜日・時間帯に定期的に通学する「ライブ講座」があります。受講費用は214,927円、学習期間は5ヶ月で設定されています。

苦手な問題を分析しオーダーメイドで問題を作成してくれる「ForYou答練」や、モチベーションタイプ診断によるカスタマイズされたスケジューリングを提案してくれるのも大きな特徴です。

もちろん講師には自由に質問が可能なので、合格までしっかりとサポートしてくれます。

クレアール

クレアールは、初心者・経験者によって細かく分かれたコースを選択できることが特徴です。

初心者の場合は約20万円ほどで受講が可能ですが、5万円プラスすることで当該年度の受験に失敗しても次の年も続けて学習できる「セーフティコース」を受講できます。「セーフティコース」では1年目の試験で合格すると、通常のコースからの差額が返金される特典もあります。

また適宜キャンペーンも行っており、時期によっては元々の金額から10万円以上の割引もあるので要チェックです。

テキストがしっかり作り込まれており、もらったテキストをしっかりと学習することで必要な学習量がカバー出来るような内容になっています。学習サポートも回数無制限の質問制度があり、担当講師から直接回答がもらえるのが特徴です。

コースが細かく設定されているため、自分に合ったコースを受講することができます。

通信教育のフォーサイト

フォーサイトは、国家資格や難関資格で毎年全国平均より高い合格実績を持つ資格通信講座です。令和5年度の行政書士の合格率は45.45%と高い数値を挙げています。学習期間は約6ヶ月で設定されています。

見やすいフルカラーテキストや、講義動画の配信、eラーニングも可能です。教材は行政書士試験の内容を一通りカバーした「バリューセット1(54,800円)」から試験直前対策までをカバーした「バリューセット2(76,800円)」、特別な過去問演習が行えるeラーニングシステムを加えた「バリューセット3(94,800円)」の3つのセットが選べます。(DVDつきの場合は99,800円)他にも必要な範囲だけを受講する単価コースもあります。

また講座は全て国の「一般教育訓練給付金制度」の対象となっており、条件に当てはまれば20%の補助を受けることが可能です。

合格者スタッフによる質問受付も行っているので、わからないところはしっかりと質問することができますが、質問は回数制限があるので注意が必要です。

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