貿易資格ガイド
どんな資格
経済の自由化・グローバル化がすすみ、貿易関連業務はさらにその重要性を増しています。貿易実務検定は、輸出入に関わる実務をこなすために必要な知識とスキルを測る検定試験です。基本的に実務経験者を対象としており、提携業務をこなせる実務1~3年レベルのC級から、実務3~5年レベルのA級まで準A級を含む4つのレベルに分かれています。また海外投資・技術提携などに関する法知識、英文契約書の作成読解能力を問うグローバルビジネス法務C級もあります。
活躍の場
企業活動がグローバル化し、部品や材料の調達、生産地の海外移転、商品の海外販売などの貿易取引が急増した現在、幅広い業種において貿易業務に関する知識が必要不可欠なものとなりつつあります。本資格を取得していることは、多くの企業において、海外向けのマーケティングや契約交渉、輸送手段の確保、保険、通関、決済、金融、クレーム対応などの実務をこなすことができるという証明になるでしょう。
こんな人が向いています
貿易業者はいうまでもなく、商社やメーカーなど海外取引のある企業での評価が高く、同業界への就転職に有利です。また、実務に即した知識が身につけられるため、すでに貿易関連業務に従事している人もスキルアップにも最適です。さらに、近年インターネットの普及などにより手軽になった個人輸入を行う際にも有用な知識を身につけることができるため、こういった活動に興味がある人にもおすすめできます。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | 貿易実務検定 |
試験日 |
【2023年10月試験(A・C級)】 【2023年12月試験(C級)】 【2023年12月試験(B級)】 【2024年3月試験(C級)】 【2024年3月試験(B級)】 |
試験区分 | 民間資格 |
主催団体 | 日本貿易実務検定協会(R) |
受験資格 | 特にありません。 年齢、国籍等問わず、どなたでも試験を受けることができます。 |
合格率 | C級:54.9% B級:47.8% A級:38.9% (2018年7月) |
出題内容・形式 | 【C級】 出題形式:選択式 出題範囲: ・貿易実務 (1)貿易と環境 (2)貿易経済知識 (3)貿易の流れ (4)貿易金融 (5)貿易書類と手続き (6)貿易法務 (7)通関知識 (8)貿易保険 (9)外国為替 (10)マーケティング知識 ・貿易英語 (1)貿易実務英語 【B級】 出題形式:選択式 出題範囲:C級の出題範囲とほぼ同じだが、実務について問われる知識が深化 【A級】 出題形式:短答式・事例式(選択式・記述式) 出題内容: (1)国をまただる売買 (2)国際物品運送 (3)国際貨物保険 (4)国際的な代金の決済 (5)製造物責任 (6)国際取引紛争の解決 (7)国際条約と国内の貿易関係法など (8)貿易と税務(移転価格問題など) ※B級の内容に加えて上記 |
検定料 | C級:6,270円(税込) B級:7,480円(税込) A級:12,760円(税込) |
問い合わせ先 |
日本貿易実務検定協会(R) http://www.boujitsu.com/ 〒163-0825 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル25階 (株)マウンハーフジャパン内 TEL:03-6279-4730 E-mail:info@boujitsu.com |