通関士試験におすすめの過去問・テキスト
通関士教科書 通関士 完全攻略ガイド(笠原 純一)
ヒューマンアカデミーから出版されている通関士試験の対策テキストです。
「出題の特徴」という項目では、試験本番でどういう問題が出やすいのか?といった出題傾向と学習のポイントが収録されています。
さらに、試験1回分の模擬問題や出題傾向に基づいて作られた予想問題を通して、試験本番で高得点を取るための対策ができます。
そのため、「通関士試験に合格するためのポイント」が把握できるので、取り組むべき勉強内容が明確です。
ほかにも、試験によく出やすい重要事項や関税法で使われる専門用語の解説、などの内容が収録されています。
また、最新の法改正にも対応しています。
刊行後の法改正についても、翔永社Webサイトの本書詳細ページにまとめられています。
豊富なイラストや丁寧な表現で解説されているので、通関士のテキストに初めて取り組む方でもわかりやすく学べるのも良いですね。
解説が充実しているテキストを探されている方は、「通関士教科書 通関士 完全攻略ガイド(笠原 純一)」がおすすめでしょう。
通関士教科書 通関士試験「通関実務」集中対策問題集(ヒューマンアカデミー)
こちらもヒューマンアカデミーから出版されたテキストですが、上記と違うのは「通関実務」に特化している点です。
通関士試験の3科目の中で、通関実務は最も難易度が高いと言われています。
なぜなら、法令の知識だけではなく、課税価格の計算や通関に必要な書類の作成など、より実務的な応用力が求められるからです。
特に通関実務は丸暗記しただけでは解けない問題が多いため、ある程度の問題量をこなす必要がある分野です。
こちらは通関実務に特化した問題集で、勉強法から解き方のポイントなどを詳しく解説しています。
具体的には、通関実務で出題される「輸出入申告書作成問題」「計算問題」「商品分類問題」に関する問題演習や対策方法を学べます。
最新の法改正を反映しており、出題傾向に基づいたオリジナル問題で学べます。
まさに難易度の高い通関実務の対策を重点的にしたい方におすすめのテキストですね。
ただし、通関実務・事務に従事した期間が5年以上の場合、通関実務の科目が免除になります。
なので、上記の条件に該当する方は本書に取り組む必要はないので、他の2科目の対策をしましょう。
2021年版 通関士試験合格ハンドブック(片山 立志)
通関士試験で出題される3科目の出題傾向や学習のポイントを、図解・チャートなどで解説したテキストです。
合格するために必要な基礎知識を、まずは確実に理解できるようになることをコンセプトとしています。
試験の頻出分野や対策する上で注意するべきポイントなどが収録されており、勉強のポイントが把握することが可能です。
各項目の最後にはチェック問題が収録されており、学んだ知識の理解度や定着しているかその場で確認できます。
また、最新の出題傾向に対応したオリジナル問題を収録しており、本番直前の総仕上げとしても使える問題集です。
実際にオリジナル問題と類似した内容が本試験でも出題されているので、試験本番で高得点を取るための対策ができます。
赤シートも付いているため、重要事項を隠しながら暗記学習も可能です。
さらに、こちらのテキストを最大限に活用するための勉強法をWeb動画で見られる特典も付いています。
テキストは勉強のやり方次第では、成績の伸び率が圧倒的に変わります。
勉強法も知りたいと考えている方にはおすすめです。
また、本書も最新の法改正に対応しており、刊行後に制度や法改正があった場合はWebサイト上で最新の内容を掲載しています。
まとめ
通関士試験に合格するためにはテキスト・参考書選びは重要です。
特に3科目の中で通関実務は、問題演習の量をこなす必要があります。
出題傾向に基づいた良問が収録されているテキストや参考書を選びたいですね。
上記で紹介した3冊はすべておすすめですが、書店で軽く目を通した上で、一番自分に合ってそうなテキスト・参考書を選びましょう。
ある程度取り組んだら、試験本番に向けて過去問対策も始めてください。