絵画資格ガイド
学べること・学び方
誰でも気軽にはじめられる絵画ですが、生涯を通じてつきあえる奥行きの深い趣味でもあります。独学でなかなか進歩しない場合、カルチャースクールや個人主催の絵画教室で習ったり、絵画サークルのデッサン会・スケッチ旅行などに参加して技術を磨きます。上達すれば、旅先から絵手紙を送ったり、季節の挨拶を絵心で彩ることができるかも。また、画廊を借りて展示会を開いたり、絵画コンテストに応募すれば、プロへの道が開ける場合もあります。
はじめるにあたって
水彩画の場合、スケッチブック・絵筆・練りゴム・絵の具セット・水入れなどがあれば始められます。値段も安い物なら3000円程度ですべて揃います。油絵の場合はカンバス・ペインティングナイフ・テレピン油・定着液・油壺など、必要な画材が多いうえに絵の具の値段が高く、1万円以上かかります。服装はエプロンなど汚れてもよいものを用意。絵画教室の授業料はまちまちですが、一回あたり3000~5000円程度のところが多いようです。
豆知識
絵に親しむからには道具にもこだわりたいもの。たとえば絵筆は用途に応じて、さまざまな動物の毛が使われています。豚毛は弾力が強く耐久性があるので油絵向き。リス毛は柔らかいので水彩や化粧筆に使用します。馬の胴毛は柔らかく、筆の外側部分に使用されます。猫は背筋の毛のみが、牛は耳の毛のみが使用されます。その他、イタチ毛・鹿毛・アライグマ毛・ウサギ毛・ヤギ毛・ネズミ毛・ムササビ毛などもあり、さながら動物園の様相です。