造形師・フィギュア制作資格ガイド
どんな仕事?
アニメやゲームなどのキャラクターを立体的に表現したフィギュア。「食玩」と呼ばれるお菓子のオマケなどもそのひとつで、子どもから大人まで大きな市場を持っています。造形師はそれらフィギュアを制作する仕事。フィギュアを生産する際の大元となる型=原型を作り、さらにそれらに付随する小物や服などのパーツを製作します。それらを彩色して大まかな行程が終了します。仕事の行程によっては、原型師やフィニッシャーとも呼ばれます。
活躍の場
美術系の大学や専門学校を経て、玩具メーカーなどに就職し、実務経験を積んで、造形師となるケースが一般的です。また趣味として個人的にフィギュア制作を楽しんでいる人も多く、制作したものをイベントなどに出品し、それらがメーカー担当者の目に止まり、フィギュア造形師となるケースも少なくありません。企業内で活躍する他、フリーとして独立し、オリジナル商品の開発をしたり、デザイナーとしてキャリアアップする人もいます。
必要な知識とスキル
趣味が高じて、この仕事に就いた人も少なくない業界だけに、資格や学歴よりも、センスが問われる仕事です。また細かな作業だけに根気や器用さも欠かせません。何より、フィギュアが好き、物作りが好きな人に向いている仕事です。基礎からしっかり身につけたいなら、美術系大学で彫刻について学んだり、専門学校のフィギュア学科などで、プロの先生に一から教わるのもいいでしょう。それを強みにまずは業界への第一歩を踏み出すことが大切です。