ベビーマッサージインストラクターの養成講座（資格）は複数ある？

アタッチメントベビーマッサージ認定インストラクター

日本アタッチメント育児協会の認定講座！

アタッチメントベビーマッサージ認定インストラクター は、日本アタッチメント育児協会が認定している資格です。2005年に設立した任意団体「楽しむ子育て広場」がもとになっており、現在は育児関連の講義から大会の開催まで幅広く活動しています。

2010年に淑徳短期大学で育児セラピスト養成課程「育児学」がスタートし、2014年には宝塚大学にＡＢＭアタッチメントベビーマッサージインストラクターと、アタッチメント・ヨガを選択科目として導入するなど学生の教育分野においても多数実績を残しています。
発達心理学に基づいた育児をテーマに、専門的な理論や実技の講座を提供。科学的な側面から親と子の両方に目を向けた講座が受講生の間で好評です。

アタッチメントベビーマッサージ認定インストラクターの特徴とメリット

ベビーマッサージに関連した資格は多数ありますが、この資格は名前にもある通り「アタッチメント」に着目したものになっています。アタッチメントとは、発達心理学で母子関係における心のやりとり、愛着関係のことを指します。
ベビーマッサージが一般に浸透するにつれ、行為自体に目がいきがちになり、オイルの効能といったものがクローズアップされてしまう現状ですが、本来の目的はそうではありません。赤ちゃんの発育と、逆にベビーマッサージが母親に与える良い影響こそがベビーマッサージ本来の目的でした。
この資格は原点に立ち戻った考え方を広めることが目的です。

講座の特徴として、土日2日間の短期集中講義となっている点が挙げられます。働きながらの人、子育て中の方、学生の方、幅広い方が受講されているようです。また、「育児セラピスト2級」を同時に取得できるというメリットもあります。資格習得後のサポートも充実しており、受講生専用ポータルサイトが用意されています。
サイトには相談窓口のほかに、実際に教室を開講した人の活動報告や学びを深めるコラムなどが利用可能となっています。

ベビーマッサージインストラクター

日本能力開発機構（JADP）の認定講座！

日本能力開発機構（JADP）は、保健・医療・福祉・社会教育・学術・文化および芸術といった幅広い分野の実務能力向上に関して、様々な情報提供事業を行うことにより、雇用機会の拡充や経済活動の活性化を図ることを目的として設立されたそうです。

特定の分野を専門とした組織ではありませんが、実務との繋がりを重要視しているため、他の団体資格と比較すると、より具体的で活用しやすい知識が求められると言えるでしょう。

現在就いている仕事に活かしたい、就職活動で役立てたいと考えている人にとって、この団体の資格は非常におすすめできます。

ベビーマッサージインストラクターの特徴とメリット

この資格の目的は、ベビーマッサージセラピストを育成する教室を開講できるものとして有するべき理論や技術の審査、証明となっています。資格を習得することにより、プロのインストラクターに値する能力が身についていることが証明されるので、今後インストラクターとして活動していきたい人に向いています。
この資格試験を受験するには、日本能力開発機構が認定する教育機関などが行う教育訓練のカリキュラム修了する必要があります。この試験の特徴は、講座から試験まで在宅で全て終えることができるという点です。
忙しくて時間がとれない人も、場所を選ばず学べるのであれば受講可能ではないでしょうか。

ベビーマッサージティーチャートレーニングコース

ベビーマッサージ協会の講師養成講座！

ベビーマッサージ協会は、ベビーマッサージの開祖「ピーター・ウォーカー」による講師養成講座を主催している団体です。ピーター氏は英国人の理学療法士で、世界20か国以上の人々をベビーマッサージ講師として育成した実績を持ちます。現在、彼の公認講師は世界で10,000人以上にのぼります。

現在、日本でも様々な団体がベビーマッサージのスクールを開講していますが、その理論や技術は何に基づいたものか、明確ではないものが多くなっています。
この協会が開講している講座では、ピーター・ウォーカー氏が直接指導にあたるので、信頼度や内容の充実度は非常に高いと言えるでしょう。

ベビーマッサージティーチャートレーニングコースの特徴とメリット

この資格は3日間の集中講座です。「発達を促すベビーマッサージ」と呼ばれるピーター氏の理論に基づいた指導になります。生後まもなくからできる「skin to skin contact」を学び、お座りと立つために必要な3ステップを身に着けることを目的とします。

この講座を終えると、更に上級の講座が受講可能となり、より実践的で高度な技術と理論を学ぶことができるようになります。

講座日程はホームページから確認でき、2020年は11月26日から29日まで、2021年は1月29日から31日までの日程にそれぞれオンラインにて開催されます。
多忙なピーター氏による直接指導なので、開催は年1度になります。受講希望者は申し込み期間を逃さないためにもにホームページのチェックをしておきたいですね。

IAIMインストラクター

日本インファントマッサージ協会のインストラクター養成講座！

「日本インファントマッサージ協会（JAIM）は、1997年に東京で設立され、国内でのインファントマッサージ普及活動やインストラクター養成を行っています。
日本インファントマッサージ協会は、国際インファントマッサージ協会（IAIM）認定インストラクターを養成するための機関です。国際インファントマッサージ協会とは、アメリカ人看護師であるヴィルマ・マクルアー氏により考案された「インファント・マッサージ」を指導する組織で、52ヶ国に支部がある国際的な機関になります。

インファントマッサージとは

聞きなれない言葉かもしれませんが、ベビーマッサージ同様、赤ちゃんへのマッサージです。インドで看護師をしていたヴィマラ氏によって考案されました。

インドでは子供が生まれるとその家のおばあちゃんが赤ちゃんにマッサージをする風習があり、ヴィマラ氏はそのマッサージが貧困層であっても多くの家庭の子供たちがすくすくと育った理由だと考えました。

インド伝統のマッサージ法と、リフレクソロジー、ヨガ、スウェーデンマッサージの手法を取り入れ完成したのが、現代のインファントマッサージになります。

IAIMインストラクターの特徴とメリット

この講座の特徴は、世界52か国共通の国際ライセンスだという点でしょう。今、アメリカでは年間1万人にも及ぶ親御さんがインファントマッサージを学んでいます。我が子のためだけに収まらず、国内外に活躍の場を広げたいと考えている方におすすめできる講座です。
現在、講座は全国各地で開催しており、4名以上の同時申し込みの場合は希望の日程・場所で開いてもらえるという受講しやすい環境が整備されています。申し込みは公式ホームページから可能となっております。

自身の目的にあったベビーマッサージインストラクター講座を目指そう

様々なベビーマッサージインストラクター講座を紹介してきましたが、それぞれ特徴があり、どれもおすすめできる素晴らしい講座となっています。
ご自身の目的や状況にあわせて、最も適した資格を選んで頂ければと思います。