タイ古式マッサージ資格ガイド
どんな仕事?
タイ古式マッサージは、約2500年の歴史があるタイ伝統のマッサージ法です。インドのアーユルヴェーダをベースに、ヨガや指圧、整体などの要素が加わり、タイ独自のものとして誕生しました。施術部位は、ほぼ体全体。指圧・マッサージ、ストレッチ、矯正という3つの部門に分かれ、その施術によって、リンパ球の活性化や血液循環の促進、身体の痛み緩和、自然治癒力や免疫力アップなどの効果があります。
活躍の場
国内では、タイ古式マッサージの人気とともに、その施術の普及やマッサージ師育成を目的にした民間団体やスクールなども増えてきています。スクールで講座を受講した後、マッサージ店に勤める人、中には個人で開業する人もいます。またすでにリラクゼーション関連のサロンを経営していて、新たなメニューとして取り入れるケースもあるようです。さらなる技術の向上を目的にタイへ留学する人もいます。
必要な知識とスキル
マッサージテクニックを身につけることはもちろん、身体に触れる仕事だけに解剖生理学といった学問についても学ぶ必要があります。身体に対する知識を高め、理解を深めることで、お客さまの身体の不調や歪み、傷みの原因などを調整・和らげることにつながります。またタイ古式マッサージの背景にあるもの、伝承の歴史、タイの文化について知ることで、仕事に対する姿勢も変わってくるはずです。