国家公務員専門職(高卒程度)資格ガイド
どんな資格
国家公務員専門職試験は、特定の行政分野に係る専門的な知識を有するかどうかを重視して行う係員の採用試験で、大卒程度と高卒程度に分類され、その職も差別化されています。高卒程度には、皇宮護衛官や税務職員、入国警備官、刑務官の採用試験、航空保安大学校や海上保安学校、気象大学校の学生採用試験が含まれます。学生に採用された場合も、国家公務員として給与が支給され、卒業後はその仕事に従事することになります。
資格の活かし方
採用試験合格者は、1年という有効期限付きで採用候補者名簿に得点順に記載されます。この名簿の中から選ばれて、晴れて内定という運びになります。また学校関連の学生採用試験合格者についても、同様に名簿に記載されますが、逐次採用のための意向調査が行われ、成績等も考慮の上、最終的な採用者が決定し、翌年4月に入学となります。
こんな人が向いています
国家公務員専門職は、総合職や一般職と異なり、試験を受ける時点ですでに勤務先が具体化されています。よって、自分の将来について明確化したビジョン、例えば「皇宮護衛官になって、天皇皇后両陛下の護衛に従事したい」や、「海上保安庁に所属し、海難救助や海上犯罪などを取り締まりたい」といったものがある人で、なおかつ受験資格に該当する人であれば、チャンスを逃さずにチャレンジすべきではないでしょうか。