設計資格ガイド
どんな仕事?
設計は、単に図面を描くだけの仕事ではありません。建築設計を例にとると、土地の状況や施工者の希望、予算などを考慮に入れたうえで、最適な家をデザインする、クリエイティブな仕事です。企業の設計・開発部門、デザイン部門などで働き、独立して自分の事務所を構えることも可能です。あらゆる産業に設計部門があり、機械設計、半導体設計、デジタル回路設計など、どれをとっても開発の初期の段階から企画にかかわる、重要な仕事です。
活躍の場
建築設計であれば、建築・土木関連の企業や設計事務所、機械設計ならば機械メーカーの開発部門などで働きます。クライアントの意向をくみ取りつつ、アイデアを実現可能なカタチにしていく仕事ですから、元図を図面におこしてくれる製図者、実際に製品を作る製造部門との連携プレーが大切です。独立も可能ですが、まずは企業でじっくりキャリアを積むことが設計者の第一歩となります。
必要な知識とスキル
設計の仕事は外見的な数値をはじき出すだけではありません。建築設計を例にとると、建築資材の強度・性質、施工場所の気候・風土、壁の色合いやテクスチャーなど、さまざまなことがらに配慮しつつ、見た目の美しさも実現するという、総合的な能力が求められます。物理、化学、法律、芸術など、広範な知識が必要な仕事です。一・二級建築士、CAD、トレースなどの資格取得も、実務的な能力を示す一つの指標となるでしょう。
設計講座・スクール比較