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簿記3級合格に必要な勉強時間は100時間!社会人が短期間で合格するには?

簿記3級合格に必要な勉強時間は100時間!社会人が短期間で合格するには?

簿記3級に合格するために必要な勉強時間とスケジュール例を紹介します。100時間程度はかかるといわれる勉強時間。忙しい社会人がより短い時間で簿記試験への合格を目指す方法も解説します。

更新日:2024-03-13(公開日:2023-07-20)

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この記事の執筆者

BrushUP学び専任ライター:西村 美保(日商簿記検定3級保有)

BrushUP学び専任ライター:西村 美保

独学で簿記3級に合格するための勉強時間

初心者が独学で合格するためには100時間程度が必要

会計知識がない初心者が簿記3級(日商簿記検定3級)に合格するために必要な勉強時間は、独学の場合100時間以上といわれています。
以前は「1週間勉強すれば受かる」「数日で十分」などといわれていたこともありますが、誰でも余裕で合格できるような資格ではありません。

初めて簿記3級の取得を目指そうと思い立った方は、テキストなどを見てこんなに勉強することがあるのかと驚くかもしれません。
十分に学習し、知識を身につけることができなければ試験を何度か受験しても合格できない場合もあるようです。

実際に、簿記3級試験の合格率は、2022年11月に実施された第162回試験(ペーパーテスト形式の統一試験)で30.2%、2021年11月に実施された第159回試験では27.1%でした。
つまり、半数以上の人は合格できておらず、試験の実施回によっては3割程度の人しか合格できないという計算になります。

しかし、他の資格と比較すると合格率は高い部類に入り、難易度が非常に高い試験というわけではありません。
工業簿記が試験範囲に加わる簿記2級と比較すると、取りやすいレベルであるといえるでしょう。

しっかりと勉強し、試験対策をおこなえば独学で合格を目指すことも十分可能な資格です。

出典 日本商工会議所 簿記検定 3級受験者データ

人によっては100時間よりも短時間で合格可能

約100時間の勉強時間はあくまで目安です。

商業簿記の基本的な部分が試験対象となるため、もともと経理の仕事に携わったことがある、学校で会計学を学んでいたなど、会計の知識がある方は、簿記の勉強で初めて会計について学ぶ方に比べて早く理解することができるでしょう。
経験の量にもよりますが、人によっては20~30時間ほどの学習で目指すことも可能といわれています。

また、もともと知識があった方以外でも、数字や計算が得意な方や記憶や吸収が早い方は100時間よりも短い勉強時間で合格することも可能でしょう。

もっと詳しく:
独学者が簿記3級合格のためにかけた勉強時間

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簿記3級の合格スケジュール例

100時間程度の勉強時間が必要といわれても、具体的にどれくらいの期間がかかるのかイメージしにくいかもしれません。
ここでは、3ヶ月や1ヶ月の期間で合格を目指す場合に、1日・1週間にどれくらい勉強する必要があるのかスケジュール例を紹介します。

学習期間 1週間の学習時間 1日の学習時間 学習スタイル
3ヶ月 7~8時間程度 1~2時間程度 無理なく合格を目指す
1ヶ月 25時間程度 3~4時間程度 短期集中で合格を目指す

3ヶ月で合格を目指す場合

まず、3ヶ月程度で合格を目指す場合です。
仕事や生活と無理なく両立しながら合格を目指したい方は、これくらいの期間を目安として見ておくと安心でしょう。

3ヶ月で100時間の勉強時間を確保する場合、1日1時間~2時間、1週間で7時間~8時間が必要になります。

仕事などがある平日にも、少しずつ学習を進めることになるでしょう。
ただ、忙しくて勉強時間が取れない日があったとしても別の日に十分カバーすることができるスケジュールになっています。

勉強の進め方

最初の1ヶ月は、テキストなどを読み、まず仕訳や勘定科目といった簿記・会計の基礎知識をしっかり覚えることから始めるとよいでしょう。この部分が理解できていないと、後述の実践問題を解くこともできません。

基礎となる部分を理解できたら、実践問題を解いていきます。
解き方は繰り返しの練習で身につきやすくなります。
特に数字に苦手意識があるという方は、過去問などを解くことに時間を割けるよう、スケジュールを立てることをおすすめします。

1ヶ月で合格を目指す場合

1ヶ月で合格を目指す場合は、3ヶ月の期間を費やす場合と比べると、タイトなスケジュールで学習を進める必要があります。

1ヶ月で100時間の勉強時間を確保する場合、1日3時間~4時間、1週間で25時間程度が必要になります。

週末などの休日に一気に勉強するというのは、かなり難しい時間数といえるでしょう。
休日に長めの勉強時間を確保する場合でも、平日に毎日2~3時間は学習を進めておきたいところです。

この場合、長く残業したり休日に遊びに出たりすることもせず、毎日しっかりと勉強時間を確保する必要が出てきます。

勉強の進め方

3ヶ月の場合は1ヶ月かけていた基礎知識の修得を1週間~2週間でおこない、月の後半には過去問へ挑戦できるような状態を目指すべきでしょう。
問題集で出される仕訳問題などに繰り返し挑戦する時間を確保できるかどうかが、合否にかかわってきます。

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簿記3級の勉強を始めるべきタイミング

では具体的に、いつ頃から簿記3級の勉強を始めればよいのでしょうか。

簿記3級の試験には、ペーパーテスト形式で決まった時期におこなわれる統一試験と、随時受験可能でパソコンで回答を登録していくネット試験の2種類があります。受験者はどちらか好きな方を選んで試験を受けることができます。

統一試験の場合

統一実施の試験は、例年2月、6月、11月に試験日があります。

そのため、1日1時間~2時間ほどの勉強時間で合格を目指したい場合は12月、3月、8月ごろから学習を開始すると直近の試験に間に合わせやすいでしょう。

なお、学習方法の検討、参考書・テキストの購入、学習スケジュールの計画はもう少し早い時期から進められると余裕をもって学習を開始することができます。

ネット試験の場合

ネット試験は、試験休止期間を除き、テストセンター(会場)で随時受験が可能となっています。
準備が整えばほぼいつでも受験できるため、いつから勉強を始めるべきという時期は特にありません。

ご自身の都合に併せて学習を開始し、自分でタイミングを選んで受験することができます。
働きながら学習を進め、試験対策をおこなう社会人に適した実施形式といえるでしょう。

しかし、受験時期を後ろ倒しにすることも容易なため、具体的なスケジュールを定めないと資格の取得が遅れてしまうことも考えられます。

学習を始める前にいつごろ試験を受けるか、いつごろまでに簿記3級を取得するかを自分でしっかりと決めておき、その目標に向けて計画的に試験対策進めることをおすすめします。

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簿記3級はなぜ100時間の勉強時間が必要?

簿記3級は、学生のうちに資格取得する方もおり、知名度も高いため難なく取れるものと思われていた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これまでお伝えしていた通り、合格には100時間程度の時間を要し、勉強せずに取れる難易度とはいえない資格です。
簿記3級のどのような部分が難しく、約100時間の学習が必要になるのかを簡単に解説します。

新たに覚えなくてはならない知識が多い

簿記3級へ合格するには、経理や会計の仕事に必須となる商業簿記の知識を理解する必要があります。

具体的には、貸借対照表、損益計算書、財務諸表、決算整理など、初心者は初めて知るような専門的な知識をしっかりと身につける必要があるのです。
試験において配点の高い「仕訳」で必要となる勘定科目にも複数の種類があるので、それぞれの違いや意味を理解しなくてはなりません。
試験の範囲が非常に広いわけではありませんが、出題内容を網羅的に暗記できなくては合格は難しいでしょう。

そのため、初めて簿記に触れる方は十分な勉強時間が必要になるのです。

暗記だけではなく演習問題にも解答する必要がある

簿記3級は、暗記だけでは合格できません。
なぜならば、試験では覚えた知識を活用して解答する演習問題が出題されるからです。

簿記は、経理の実務でそのスキルを活かすことや、実際に財務諸表から企業の状況を読み取れる能力を証明する資格です。
そのため、実践的な演習問題が解けなくては得点を得ることができない試験になっています。

試験会場へ計算機(電卓)を持ち込むことができるため、計算力には自信がなくても問題ありません。
しかし、それぞれの問題に解答していくには覚えた知識を活用しなくてはならないのです。

何度も繰り返しで過去問や予想問題を解くことが合格のカギになります。

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効率よく簿記3級を勉強するコツ

簿記の勉強イメージ

テキストを通して読み、しっかり理解する

まずは1冊のテキストを一通り読み、商業簿記の基本や試験で求められる知識を把握します。

読み進める中で、知らない単語や初めて知る単元は調べた上でマークしておき、もう一度読んだ時にはその部分を覚えているか・理解できるかを確認するとよいでしょう。

また、試験範囲を網羅的に読み込むことで、学習にかかるおおまかな時間も考えやすくなります。

独学で合格を目指す場合、不安になり複数の参考書を用意する方もいるかもしれませんが、まずは1冊を丁寧に読み込み、理解することが推奨されるでしょう。

配点が高い仕訳問題を重点的に練習する

簿記3級試験の配点は、以下のように決まっています。

設問 内容 配点
問1 仕訳問題 15問 45点
問2 勘定記入や語句の穴埋め問題など 20点
問3 精算表、財務諸表など(決算) 35点

このように、出題される内容によって得点が割り振られてます。
以前は5問構成でしたが、試験内容の改定で3問構成となりました。

仕訳問題の配点が45点と、半分近い得点を占めています。
簿記3級は100点満点中70点以上で合格となるため、仕訳での正答率を上げることが合格のポイントとなるでしょう。

そのため、まずは仕訳や仕訳を理解する上で必須となる勘定科目などを重点的に学習することをおすすめします。

仕訳は簿記の基礎となる部分です。テキストなどでしっかりと学習しておけば、解答しやすい難易度の問題が出題される傾向にあります。
重要な得点源となりますので、まずはこの部分を中心に学習を進め、演習を繰り返すと良いでしょう。

朝の時間を有効活用する

効率よく学習を進める方法としておすすめなのが、朝の時間を活用する方法です。

毎日仕事が終わって帰ってきてから勉強しようと思っても、疲れて勉強が手につかないことや、飲み会に誘われて断れなくなることもあるかもしれません。
夜に勉強時間を確実に捻出することは、強い意志がなくては難しいでしょう。

そこで、朝の時間が勉強時間の候補として適しているといえます。
例えば3ヶ月で簿記3級合格を目指す場合毎日1時間早く起床して勉強時間を確保すれば、夜は自由に過ごすことができます。

朝に勉強するメリットは、スケジュールの面だけではありません。
脳科学者の茂木健一郎氏が"「朝の3時間」は、トップスピードで仕事がこなせるゴールデンタイム(※)"と発表しているように、起床後の3時間は最も集中力が高まるといわれています。
そのため、夜の疲れた状態よりも効率的な学習がしやすいといえます。

実際に合格した人に勉強方法を聞いた際も、朝早く起きて勉強したという声が複数ありました。

もちろん集中しやすい時間帯は人によって異なりますが、少しの早起きなら苦にならない方は試してみてはいかがでしょうか。

※PHP研究所/THE21(2016年12月出版)より引用

通勤時間を暗記や復習に充てる

次に、電車やバスを使った通勤時間に学習を進める方法です。

通勤時間では、SNSをチェックなどをしている方も多いのではないでしょうか。
このスキマ時間を有効に活用し、合格を目指しましょう。

演習問題を電車内で解くことはなかなか難しいかもしれません。
しかし、テキストを読んで覚えたり、家での勉強を復習したりすることは十分可能でしょう。

特に簿記3級学習の序盤は、会計の専門知識を身につける必要があります。
暗記科目を学習する時には通勤時間も有効に使えるでしょう。

テキストや参考書を開けないくらい混んでいる交通機関を利用している方や、荷物を多く持ち歩きたくない方は、eラーニングに対応している通信講座などの利用をおすすめします。

eラーニング対応の講座は、スマートフォンで学習できるものが多くあります。
この学習方法であれば、お手持ちの端末で勉強を進められるのではないでしょうか。

関連記事:
簿記3級に独学で合格は難しい?合格率やおすすめテキスト、勉強法を紹介

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簿記3級の学習に必要なもの

テキスト(参考書)

まず独学で簿記3級合格を目指す場合に必要になるのがテキスト・参考書です。
現在は動画サイトなどで無料で学べるコンテンツもあります。しかし、初心者がこれから学び始める場合は体系的にまとめられたテキストの用意をおすすめします。

さまざまな種類が出版されていますが、自分が理解しやすいと思うものを1冊用意すれば十分です。

インターネットで高評価のテキストを選ぶのも選択肢の一つですが、勉強しやすいテキストには相性があります。
視覚的に覚えたい方は図やイラストが多いテキストを選ぶなど、実際に中身を確認して選ぶことをおすすめします。

関連記事:
簿記3級独学者におすすめのテキスト

過去問、演習問題などの問題集

テキスト・参考書とは別に、問題集も用意しておきましょう。

簿記3級には、演習問題が多く出題されます。そのため、繰り返し問題を解くことでどんな問題が出題されても解答できるよう練習しておく必要があります。

テキストにも例題は記載されていると思いますが、練習を繰り返すには少なく感じる場合もあるかもしれません。
そのため、数年分の過去問題や予想問題集を何度も解き、正答率を上げられるようにすると良いでしょう。

電卓

簿記の計算問題は電卓を使用します。
試験の際も電卓の持ち込みが可能となっていますので、用意がない方は、勉強を始める段階で購入しておきましょう。

また簿記は企業の経理につかう手法ですので、試験問題に出される金額も桁数が多い傾向です。
12桁表示の電卓を用意し、事前に使い慣れておくことが推奨されます。

なお、以下のような機能がある電卓は禁止されていますのでご注意ください。

  • 印刷ができるもの
  • 音が出るもの
  • 辞書機能あるものや文字入力ができるもの
  • 関数電卓や原価計算などができるもの
    ※税計算・検算・換算、日数や時間の計算の機能は認められています

出典 日本商工会議所 簿記3級 試験科目・注意事項

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社会人が短期間で合格を目指すおすすめ勉強法

社会人として毎日仕事や家事・育児などに忙しく過ごしており、約100時間の勉強時間を捻出できるか不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

最初は毎日勉強しようと考えていても、時間を取れない日が続いてしまったりすると、自分のモチベーションを維持することが難しいかもしれません。

長い期間をかけて独学で合格を目指すのもひとつの手段です。動画などを見て勉強する方法なら、無料で勉強することもできるでしょう。
しかし、就職や転職のために簿記3級を取得したい場合など、できるだけ短期間で合格したい方も多いはずです。

ここでは、初めて簿記を勉強する社会人でも短期間で合格を目指すためのおすすめ勉強方法を紹介します。

通信講座を受講する

ひとつは、簿記の通信講座を受講する方法です。

通信講座は、出題されやすいポイントを押さえた効率的に学べるカリキュラムで、短い期間で合格を目指すことができます。
初めて学ぶ方でも、2ヶ月程度で無理なく合格を目指せるコースもあります。

また、独学とは異なりメールなどで講師に質問して疑問点を解決しながら学習できることも安心材料といえるでしょう。
独学と比較するとお金がかかってしまうというデメリットはありますが、費用も通学講座と比べると安価に受講できる場合が多いです。

また、都合のいい時間に好きな場所で勉強できる点も通信講座の大きなメリットです。
eラーニングに対応している講座を選択すれば、スマートフォンやタブレットなどの端末で手軽に学習できます。

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資格スクールへ通学する

スクールの通学講座を受講することもおすすめです。

通学する時間は必要になりますが、最新の予想問題など充実した教材が用意されています。
また、講師から直接学べるためわからない点は随時解決することができ、疑問が残りづらいでしょう。
また、受験へのスケジュールを個別に提案してくれるスクールも多く、モチベーションの維持がしやすい点もメリットといえるでしょう。

また、通信講座・通学講座の両方で、3級・2級のW合格を目指せるコースも開講されています。
簿記3級は独学でも合格を目指せる難易度ですが、簿記3級への合格後に2級も取得したいと考えている方は、こういったコースを利用すると最短で試験合格を目指せるでしょう。

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学校によって受講料や学習サポート、カリキュラム、割引制度などが違いますので、資料を取り寄せてご自身にあった学校を選んでみてはいかがでしょうか。

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