IFRS(国際財務報告基準)資格ガイド
どんな資格・スキル
IFRS(International Financial Reporting Standards=国際財務報告基準)とは、IASB(国際会計基準審議会)によって設定された会計基準のことです。これまで会計制度はその国ごとに異なっていましたが、企業の競争のグローバル化に伴い国際的に通用する会計基準の必要性が高まり、IFRSの適用が広がりました。現在では120ヶ国以上がIFRSを採用しており、日本の企業でもIFRSを適用する企業が増えています。
資格をとるには?
IFRSの知識・理解度を審査する試験として、「IFRS検定試験」があります。受験にあたって、学歴、実務経験などの条件はなく、試験は日本語での受験が可能です。試験は年4回の実施、出題はマークシート方式となっています。
注目ポイント
日本でも2010年3月期よりIFRSの「任意適用」が認められ、現在IFRSを適用済み、もしくは適用することを予定している企業は120社以上となっています(2016年3月時点)。2012年末時点ではIFRS適用企業の数は10社だったところ、大きく数を伸ばしています。IFRSを理解できる人材のニーズはますます高まっていくと予想されます。