トリマーとは
トリマーとは、ペット専門の美容師のことです。
ペットサロンやペットショップなどで犬や猫の毛のカット、ブラッシングなどを行います。
カラーリングやカットを活かして、すてきでかわいらしいスタイルにアレンジすることも。
また耳の掃除や皮膚のチェックだけではなく、健康面に問題がないかも確認する必要があります。
カットやカラーリングなどの技術面や、動物に対する愛情や飼い主に対してのコミュニケーション術などのさらに質の高いおもてなしのスキルが求められます。
トリマーになるには資格が必要か?
トリマーになるには、国家資格を取得する必要はありません。
美容師のような国家資格がないので、トリマーとして働くことは可能です。
しかし現場で働くとなったら、トリマーとしての専門的な知識が求められるので、実際には民間資格や専門学校に通って勉強する必要があります。
独学の方法もありますが、トリマーとして通用するスキルを身につけるのは難しいところです。
1~2年間専門学校へ行ったり通信教育を受けたりとトリマーとしてのスキルを身につけ、ペットショップなどの現場で経験を積んだのち就職を目指します。
飼い主からの信頼を得るためにも、スキルの証明になるトリマーの資格を取ったほうが良いでしょう。
トリマー通信講座をおすすめする3つの理由とは?
トリマーの通信講座をおすすめする理由について解説します。
効率よく学べる
通信講座の良さは、自分のペースで取り組めるようなカリキュラムになっているところです。
通学の必要がなく、隙間時間を利用してサクサクと取り組みやすいのが、魅力と言えるでしょう。
通学であれば、毎日決められた時間までに学校へ行って授業を受けるようになります。
しかし通信講座の場合は通学する必要がないので、自分の勉強しやすいペースで取り組めるのです。
空いた時間をうまく活用しながら勉強できるので、働きながら資格取得を目指す方にも、取り組みやすいのではないでしょうか。
学費を抑えられる
専門学校に通学する場合には年間で約100万円かかりますが、通信講座であれば数万円の学費で、トリマー資格の取得が可能です。
学費の支払いが難しい場合でも、通信講座なら準備できるかもしれません。
どの通信教育にもよりますが、安いところでは3万~4万円の講座があるのです。
お金を返済するのが難しい場合でも、分割の方法もあります。
現状では学費を用意するのが難しい方も、通信講座なら検討しやすいのではないでしょうか。
短期間での資格取得が目指せる
短期間での資格取得を考えているなら、自分で学習ペースを決められる通信講座がおすすめです。
動画やテキストを用いて学習を進め、課題提出をしたうえで、審査を通過できたら資格を取得できます。
通信講座によっては、半年で資格取得できることも可能です。
働きながら少しでも早く資格取得を目指すのであれば、通信講座はおすすめです。
トリマー通信講座を選ぶ際の6つのポイント
トリマーの資格取得のための通信講座選びは、6つのポイントがあります。
通学講座か通信講座の受講で迷っている方は参考にしてみてください。
講座の費用
トリマーの通信講座は、4万~10万円以上と値段に幅があります。
まずは候補を上げた中で料金を比較し、予算内であるかどうかを検討してください。
課題やサポートなど、講座によって違いがあります。
たとえば10万円以下なら、かなり安いと言えるでしょう。
しかし、低価格と言ってもeラーニングや個別相談の有無についても必要か考えたうえでスクールを検討したほうが良いかもしれません。
サポート体制
通信講座は、サポート体制が充実しているかどうかも重要な要素です。
学習の過程で疑問が起こったときの対応や、添削指導が充実しているなど学びやすい環境であるかどうかも大切です。
一人で学習を進めるため、モチベーションの維持が難しいかもしれません。
そのためには確実に成長を実感できるかどうかが大切です。
自身のスケジュールとカリキュラムを確認したうえで、サポート期間がどれぐらいあるといいのかを考えてから決めましょう。
会社の信頼度
通信講座を比較して選ぶ際には、信頼できる会社であるかどうかも、注視すべきポイントです。
信頼できる会社であれば、料金や契約条件がはっきりしているので、不当な請求や解約のトラブルが起こりにくいでしょう。
またユーザーからは、満足度の高い会社としてとらえられているかも、注目すべきところです。
長く運営されていたり卒業生が多くいたりすると、信頼のおける会社と言えるでしょう。
また情報源として、口コミを調べてみるのも一つの方法です。
信頼できる会社かどうかを知るためにも、質や効果などの情報を確認してみましょう。
分かりやすく工夫されている講座
トリマーになるためには、わかりやすく工夫された情報がどれだけ提供されているかが重要です。
初心者にもわかりやすく、教材やカリキュラムが工夫されていると学習効果を期待できるでしょう。
例えば、トリマーの勉強をしたことがない方にもわかりやすいテキストであったり、実技ならDVDなどでトリミング方法を詳しく学べたりします。
理解の積み重ねが、学習効果の向上につながるでしょう。
就職のサポート
トリマーの通信講座から資格取得を検討するなら、就職を視野に入れている場合もあるでしょう。
そのためにも、就職のサポートが行われているかどうかもを確認することが大切です。
通信講座によっては、就職の紹介やカウンセリングを行っているところもあります。
通信講座を選ぶときには、就職についてのサポートがあるのかどうかを確認してみましょう。
実技の有無
通信講座を選ぶ際には、実技の有無を確認しましょう。
プロとして通用するためには、トリミングだけでなくペットのケアをする知識や技術を、身につける必要があります。
トリマーとして信頼を得るためにも、実務で通用するスキルを持っているかどうかが大きなカギになります。
たとえば、実寸大のモデル犬やスクーリングに参加して、実際の犬でトリミングの実技を行えるところもあります。
トリマー通信講座の実技経験を補う方法あり!
専門学校と比較して通信講座では、実技が不足してしまうのが現状です。
どうしても不足する経験としては下記の3つです。
- カット
- シャンプー
- 犬や猫とのかかわり
通信講座では、テキストやDVDなどで学習はします。
しかし実際に犬や猫に接すると、爪切りやブラッシングを受け入れてくれない場合もあります。
また威嚇されたりかみつかれたりすることも。
それぞれの性格や気性の違いがあり、実際にはどう対処すればいいかは、座学ではなく経験を積み重ねることでしか得られません。
実技を補う方法としては、下記の3つが挙げられます。
- トリミングサロンで見習いとして実習
- 動物愛護ボランティアに参加
- 知人のペットをモデルにして練習
トリマーになれば、慣れている自宅のペットを扱うようなわけにはいきません。
実際に触れ合える環境で経験を積むことで、現場でも通用するトリマーになれるでしょう。
トリマーになるには通信講座も選択肢の1つ
この記事では選ぶ際のポイントや注意点について紹介しました。
通信講座は場所や時間に縛られないので、働きながら学習したい人にはぴったりです。
自分に合った講座を探してみましょう。
とはいっても具体的にわかりづらいので、まずは資料を取り寄せるところから始めてみませんか。