ペットシッターを行うには資格が必要?
資格が無くても働けるが、資格取得している方が有利!
ペットシッターといっても、雇用形態や実務の内容によりさまざまな種類が存在します。
名前の通り「ペットシッター(ドッグウォーカー)」だけでなく、「トリマー」「嘱託警察犬訓練士」「ブリーダー」「動物看護士」もペットシッターの一部です。
これらは種類に応じて専門資格が必要とされるものがほとんどですが、副業として行う場合は資格は必ずしも必要ではありません。
ペットシッターのアルバイト募集などは資格は必要とされず、雇用してもらえれば問題なく働くことが可能でしょう。
しかし、ペットシッター関連資格を保有することで信頼度も人気も上がることは覚えておきましょう。
プロとして職務にあたることが可能となり、収入にも良い影響が出ることが考えられます。
また、個人事業主や法人として副業を始める際には、都道府県が管轄する第一種動物取扱業の種別「保管」を登録しなければいけません。
事業所ごとに動物取扱責任者も必要となりますので、各種資格が必要になることにも注意しましょう。
ペットシッターとして副業を始める方法とは?
雇用型と個人型に分かれる
ペットシッターの働き方としては「雇用型」と「個人型」の2つが一般的なものとして存在しています。
雇用型はペットホテルやサロン、ペットケア施設などでアルバイトとして働く方法です。
ネット上の求人情報サイトやハローワークでも「ペットシッター」といった単語で検索すれば勤務先が見つかるでしょう。
対する個人型はペットシッター仲介サービスやマッチングアプリなどを利用する方法です。
サービスの登録・利用にはお金がかからないものが多いとされています。依頼主から直接ペットを預かり、お世話する形式ですので働き方を自由に決められるのが特徴と言えます。
両者ともにメリット・デメリットがありますので見ていきましょう。
まず雇用型ですが、最大のメリットは安定した収入が得られる点と言えるでしょう。
一度雇用してもらえれば仕事の有無に関わらず、勤務先から給料が支払われます。個人の能力に関係なく、仕事も入ってきますので技術とお金を安定して得たい人はおすすめです。
対する個人型の収入は個人の能力と人気が大きく関係してきます。
仲介サイトでは多くの人がペットシッターとして登録しており、何かしらアピールポイントがなければ仕事は取りにくいかもしれません。
しかし、収入は中抜きされることもありませんし、勤務時間も自由に決められますので、安定して仕事を得られるようになれば副業として最適な環境と言えるでしょう。
最近はペット関連サービスも増えてきたとはいえ、まだペットシッターは日本においてメジャーとは言えません。
そのため求人数が少ないこともあり、個人型として働く方が多いのが現状のようです。
ペットシッターとして副業した場合の給料は?
副業した場合の時給は約900~3,000円!
気になる給料についても見ていきましょう。
雇用型としてペットシッター勤務する場合、ペットケアやペットホテルだと時給は900円から1,500円程度が相場と言われています。
もちろん地域や店によっては金額が大きく上下することもありますが、一般的なアルバイトとほとんど差はないようです。
一方で、ペットシッター自体が現状ではマイナーともいえる職業ということもあり、数が少ない地域や人気の高い店では平均2,000円から3,000円程度の時給が望める場合もあるようです。
個人型の場合は仲介サイトを利用して自身で金額を設定できますので、更に高収入を目指すことも可能でしょう。
一般的なアルバイトと比べると高収入が期待できますが、やはり他のペットシッターと競合しますので注意が必要です。
仕事が得られない場合は金額を低く設定したり、資格を取得したりなどして自身の価値を高めるのがおすすめです。
特に専門資格の有無は信頼度に大きく関わるでしょう。
最近はペットを家族の一員として大切に扱う飼い主が大多数となっており、金額より信頼性で決める風潮があるようです。
ペットサービスなども多様なものが誕生していますので、より高い価値を提供できるかどうかがペットシッターの収入に関わると言えるでしょう。
まとめ
この記事では、副業でペットシッターを行う方法について説明しました。
ペット人気が高まりを見せる今、動物好きの方であればペットシッターは副業として最適なものかもしれません。
働き方も雇用型と個人型が存在し、資格がなくても収入を得ることができます。
もちろん、高収入を目指すのであれば専門資格の取得やスキルの向上などアピールポイントが必要になりますが、現状ペットシッターの需要は非常に高まっていますので狙い目です。
平均時給も一般的なアルバイトに見劣りせず、副業としては満足できる水準と言えるのではないでしょうか。