ドッグトレーナーの資格は通信、独学で取得可能?
資格の種類によっては通信でも取得可能
ドッグトレーナーになるために必ず持っていなければいけない資格はなく、未経験でもトレーナーを名乗って働き始めることが可能です。
しかし、犬の知識やトレーニングについての技術がないまま仕事を始めることで、思いがけぬミスや事故に繋がる可能性も考えられます。
やはり、実践の前に十分に専門知識を身に付けておいたほうが良いでしょう。
「日本ドッグトレーナー協会(略称JDTA)」の資格の例
現在、日本ではドッグトレーナーに関するさまざまな民間資格があり、日本ドッグトレーナー協会(略称JDTA)が認定する「ドッグトレーナーライセンス」が代表的な資格として知られています。
ライセンスが区分されている
家庭犬に必要なしつけに重点を置き、難易度別にA級からC級まで取得できるライセンスが区分されています。
取得条件は、ライセンスの階級ごと異なります。
C級ライセンスの取得には、まずドッグトレーナーズカレッジのオンライン講座を修了する必要があります。オンライン講座修了後にスクーリングを受講し、認定試験に合格することで、資格を取得できるようになっています。
階級が上がると取得までに時間もかかる
最も難易度が低いC級ライセンスは、3~6ヶ月という短期間で取得することが可能です。
その後、B級、A級と階級が上がるごとに学ぶ範囲も広く深くなり、取得までにさらに2~3年の時間を要します。
オンライン講座でも学べる
日本ドッグトレーナー協会のドッグトレーナーライセンスは、オンライン形式で講座を開講しています。
そのため、自宅にいながら自分のペースでドッグトレーナーの資格取得を目指すことができるという特徴があります。
自分のペースで学べて費用も抑えることができる
ドッグトレーナーの資格は必ずしも専門学校に通って取得する必要がないため、専門書を読んだり通信講座を利用したりして、独学で資格取得を目指される方も少なくありません。
次章で詳しく説明しますが、通信講座は自分のペースで勉強できるというメリットに加え、費用も安く抑えることができます。
主催する法人により方向性もさまざま
主催する法人によっては、ドッグトレーニングの基本だけでなく犬以外の動物に関する知識を習得できたり、英国式トレーニングの技法を学べたりと方向性はさまざま。
プランニングが大切
どんなことを学びたいのか、どんなドッグトレーナーになって活躍したいのかなどをイメージした上で、自分に合ったスクールを選ぶことをおすすめします。
資格取得にかかる時間や費用も講座ごとに異なるため、しっかりとプランニングを考えて、どの講座を選ぶのか決定していくことが大切です。
通信講座でもしっかり学習できる!
通信講座でも問題ないか不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、課題を添削するのは母体となる専門学校の講師であったり、単純な添削だけでなく丁寧なアドバイスを添えてもらえる講座もあります。
電話やFAX、メール、チャットツール等で質疑応答が可能なところも多く、通学制と変わらない質の高い学びを得ることができるはずです。
デビュー後もテキストや資料映像を入手できることも
通信講座を受講すれば、ドッグトレーナーとしてデビューしてからも活用できるテキストや資料映像等も入手することができます。
ドッグトレーナーの資格の取得難易度は?
多くが民間資格のため取得はしやすい
資格取得の難易度に関して言えば、ドッグトレーナーは国家資格ではなく民間資格であるため、取得の難易度は比較的低いと言われています。
スキルアップしながら受講可能
ライセンスの階級を設けている日本ドッグトレーナー協会では、難易度の低いC階級から講座をスタートし、C級に合格したらB級、B級に合格したらA級といったように習得範囲に応じてスキルアップしながら各講座を受講できるようになっています。
日本ドッグトレーナー協会の合格率は発表されていませんが、難易度はそれほど高くないようです。
受験のための条件が設けられている資格も
ドッグトレーナーの資格の中でも難関と言われているのが「日本ペットドッグトレーナーズ協会(CCPDT)」が認定するCPDT (Certified Pet Dog Trainer)という資格です。
トレーナー経験や推薦状が必要
過去5年間で300時間以上のドッグトレーナーの経験を積むこと、獣医や顧客、他のトレーナーからの推薦状が必要なことなど受験までのハードルも高く設定されています。
こちらはすでにドッグトレーナーとして経験を積んだ方向けの資格です。
ドッグトレーナー資格取得の費用相場は?
資格により取得までの費用もさまざま
ドッグトレーナーの資格取得に必要な費用は、専門学校等に通学するか通信講座を利用するのかによって大きく異なります。
専門学校の場合は100万円以上の学費が必要
専門学校に通学する場合は年間におよそ100万円の学費が必要です。
もちろん学校によって差があり、中には年間200万円以上の支払いが必要なところも。
通学は対面式で講義を受けられることやコミュニケーションが取りやすいといった良さがある反面、多額の費用を準備する必要があるのです。
通信講座の方が低コスト
通信講座の場合は10~20万円程度で学べて資格取得まで可能なものが多くなっています。
こちらも主催する法人によって金額が異なりますが、取得できる資格の特徴や学べる内容をよく比較した上で、受講する講座を選びたいものです。
また、資格取得試験を受ける場合は1回ごとに数千円程度の受験費用がかかる場合もあります。
ドッグトレーナーの資格取得を目指すことができる3つの通信講座・オンライン講座を比較してみましょう。
日本ドッグトレーナー協会
●講座名:ドッグトレーナーズカレッジ「オンライン通信講座」
●費用:143,000円(税込)
●期間:約3~6ヶ月
●特徴:「ドッグトレーナーC級ライセンス」取得をオンラインで目指せる。
C級ライセンス取得後、B級、A級の順にステップアップしながらライセンス取得が可能。
ヒューマンアカデミー
●講座名:ドッグトレーナー講座
●費用: 通常価格90,200 円(税込)
●期間:約4ヶ月
●特徴:「家庭犬トレーナー2級」のほか、「セラピードッグトレーナー」「ペットロスケアアドバイザー」の資格取得も目指せる。
※eラーニング講義付き通信講座の場合は 100,100 円(税込)
ペット資格通信専門校「日本ケンネルカレッジ」
●講座名:ドッグトレーナー養成専門講座
●費用: 130,900 円(税込)
●期間:約12ヶ月
●特徴:JCSA認定マスターライセンス「ドッグトレーナー」を取得後、ステップアップしたい人は実技講習も受講可能。
まとめ
ドッグトレーナーの資格を取得するためには、必ずしも学校に通学する必要はなく、自宅で勉強できる通信講座を活用することも可能です。
専門学校に比べて学費もリーズナブルな通信講座は、無理なくスタートすることができるため注目が集まっています。今後ドッグトレーナーという職業へのニーズが高まるに伴い、通信講座で資格を取得するという選択肢も、よりポピュラーになってくると考えられています。
選択肢も幅広い
資格取得後も、ペットショップや動物病院、テーマパークなど就職先の選択肢も幅広く、独立開業を目指すこともできます。未来の自分の姿を思い描きながら、自分に合った学びのスタイルを探してみませんか。
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