スポーツトレーナーの仕事内容とは?
主な仕事内容は、身体面での指導やサポート!
スポーツトレーナーの仕事は多岐に渡ります。スポーツ選手をサポートし、競技パフォーマンスの向上を図ります。更に細かく見ていくと、野球やサッカーといった競技別に違った仕事を行うことも多いようです。
共通しているのは、トレーニングの指導、怪我の予防や処置、コンディション管理やリハビリサポートなどがあげられます。最近のスポーツ界では体幹やバランス感覚などフィジカル部分が重視されています。プロアスリートはもちろん、高校生レベルでも身体能力の向上には重点を置いているので、トレーニングの補佐業務は重要な役割です。
また、スポーツトレーナーの仕事は契約先が個人かチームかによっても変わります。チームと契約する場合は、メンバーの一員として帯同することになるでしょう。社会人や学生スポーツでは、スポーツジムなどからトレーナーが派遣される事が大半です。その場合、週に数日だけチームに通い、あとは所属元で仕事をするという形です。
理学療法士と若干内容で類似点はありますが、メインとする対象者が異なります。スポーツトレーナーは、あくまでスポーツ選手の支援が中心となります。一方で、理学療法士は怪我を負ってしまった人、病気で体に支障をきたしている人を対象としています。
スポーツトレーナーの就職先・活躍できる場は?
主にはスポーツ界だが、医療現場【病院やリハビリ施設など】もあり!
スポーツトレーナーの就職先・活躍の場について、主な例で紹介します。
◎プロスポーツチーム
日本のプロ野球では、毎試合スポーツトレーナーがベンチ入りしている事をご存知でしょうか。バッターがデッドボールを受けた時、グラウンドでハプニングが発生した時に駆けつけるカジュアルな服装の人です。緊急処置を施し、状態を確認して怪我の度合いを測ります。その際、プレー続行可能かどうか判断するのもトレーナーの仕事です。プロチームと契約するということもあり、トレーナー全体を通してみてもかなり高年収といえるでしょう。
ただし、年収1,000万円を超える人もごく少数のようです。さらに、能力や経験は重視されますので、採用自体が至難の業といえるでしょう。
結果が伴わなければ契約打ちきり、更新されないという事も多々あるようです。
◎企業や学生などのアマチュアスポーツ
陸上やバレーボールの実業団など、日本ではアマチュアスポーツが活発です。学生スポーツも注目度が高く、トレーナーを雇うチームも多数あるようです。しかし、プロチームほど予算に余裕がないため、トレーナー個人と契約するのではなく、ジムや接骨院と契約して来てもらう形が基本のようです。
以上がスポーツ界でのケースですが、最近では他分野にも活躍の場を広げています。代表的な例が、病院やリハビリ施設などの医療現場です。さらに介護施設、サロン、歌手やダンサーへのサポートなどさまざまです。
ハードなスケージュールでコンサートを行う歌手の中には、日ごろから体力強化に努めている人もいるようで、トレーナーに指導をしてもらう例もあります。
その他には、オーケストラや劇団、テーマパークなども活躍の場としてあります。体力を使う仕事では、トレーナーにサポートをお願いする事があります。
スポーツトレーナーの1日の仕事スケジュールは?
スポーツチームに所属するスポーツトレーナーの場合
◎プロ野球チームに所属しているトレーナーの場合
※ナイトゲーム(18時開始)の例。
13:00 現地(試合会場入り)
トレーナーは13時頃、現地(試合会場)入りします。選手たちが集まる前には球場に到着し、万全の準備を整えています。選手たちが集まり始めたら、テーピングやコンディションチェックを行い、練習の補助に回ります。
16:00頃 試合前準備
全体練習が終わり、試合前の準備に移動。選手たちのマッサージなどを行い、けが予防に努めます。
18:00 試合開始
試合が始まると、トレーナーの一人はベンチ入り。他のトレーナーは軽食を取りつつ、控え投手のマッサージやサポートを行います。先発投手が交代すれば、肩を冷やすアイシングを行って体のケアを行います。試合の経過を確認しながら片づけも行います。
21:00頃
試合が終了した後は選手たちのケアです。マッサージやけがの治療を行い、選手たちの状態を日報に記します。23時頃にようやく球場を後にして、一日の仕事は終了です。
◎ジムに所属しているトレーナーの場合
9:00頃 ジムへ出勤
出勤後は、主にお客様対応やサポートなど業務を行います。
14:00頃 ※別の仕事先場がある場合
学校や社会人スポーツと契約がある人は、ジムを離れて現場に移動。現場では、学生コーチ、監督とミーティングを行った上で練習開始です。選手のケア、トレーニングの指導、コンディション管理を行います。派遣先のチームに合わせて取り組みが変わります。
19:00頃 帰宅(業務終了)
練習が終わるとそのまま帰宅します。一日の業務が終了です。
スポーツトレーナーのやりがいは?
指導した選手の活躍した喜びを自分事のように感じられる!
人をサポートする仕事ということもあり、非常にやりがいを感じやすい仕事です。トレーナーと選手の付き合いは長期的なものです。良い時も悪い時も傍でサポートを続けて、同じ目標のために戦います。指導している選手のパフォーマンスが向上し、結果として表れたときの喜びは自分の事のように感じられるでしょう。結果に表れやすい仕事なので、達成感を多く得られるのも特徴です。
選手・チームの成長に合せて自分自信の幅も広げられる!
結果至上主義のスポーツ界では、トレーナーも同様に結果が求められます。満足できる働きぶりを見せることが出来なければクビになる恐れも。しかし、選手を的確にサポートし素晴らしい成績を残せば、トレーナー自身の評価にも繋がります。
競技の技術は常に変化し続け、1年後には全く別のトレンドが発生する事が一般的のようです。チームや選手も最新の技術を求めて成長し続けますので、トレーナーも遅れるわけにはいきません。そのように勉強を続けるうちにスキルが向上し、結果的にトレーナー自身の活躍の場が広がる事になります。
スポーツの現場に関わり続けられる!
選手としてスポーツに関われる時間は限られています。学生スポーツを終えたあと、プロに進めるのは一握りの人だけ。また、プロのアスリートであってもいつかは引退がくるものです。
スポーツトレーナーであれば、年齢も競技実績も関係なく続けられます。選手としての夢は諦めたけど、トレーナーとしてスポーツに携わりたいという人におすすめです。
スポーツトレーナーに向いている人は?
裏方として冷静なサポートができる人!
スポーツトレーナーの仕事は、日の目を見ることはほとんど無いかもしれません。表で活躍する選手たちのために、裏で汗水垂らして働くのがスポーツトレーナーと言っても言い過ぎではないでしょう。縁の下の力持ちとして、主役をたてることが出来る人に向いています。冷静に状況を判断し、選手ファーストで行動する能力が必要な職業です。
人とのコミュニケーションを大切にできる人!
スポーツトレーナーにコミュニケーション能力は必要不可欠です。選手がトレーナーを信頼し、状況を把握できる環境がなければ円滑な仕事は行えません。また、コーチや監督とのコミュニケーションも重要です。選手の状態を的確に伝えることは、チームの成績を大きく左右します。人と関わる中で行う仕事なので、コミュニケーションを大切に出来る人は活躍できるでしょう。
向上心を持ってスキルアップを目指せる人
スポーツトレーナーに必要とされる技術は契約先、選手によって異なります。学校で学んだ医療やスポーツの知識を基礎とし、場面によって応用する能力が求められるでしょう。
競技はもちろん、選手によって体のつくりや精神は異なるため画一的なやり方では対応できません。時代が進めば新しい技術が誕生することもあり、トレーナーは生涯をかけて勉強を続けていくことになります。自らのスキルを高め、成長していくことに喜びを感じる人におすすめです。
スポーツトレーナーになるには
資格取得を目指しながら、専門知識を身につけることをおすすめ!
スポーツトレーナーになりたいと考えている方は、スポーツトレーナーとしての専門知識・スキルを身につけるのが先決です。その方法として、スポーツトレーナー関連の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
関連資格はいくつかありますが、資格取得方法・資格の活用例などもチェックしながら、自分自身に合ったものを選択してみてください。
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