学士資格ガイド
どんな資格
学士とは、主に4年制大学を卒業した者に与えられる学位、すなわち大学卒であることを意味する称号です。
さらに、大学院の修士課程を修了した者を「修士」、博士課程で博士号を授与されれば「博士」という学位が与えられます。学士制度のはじまりは、1872年に公布された学制。その後、専攻学部名を付け、「経済学士」とするなど、相当数の種類の学士が定められましたが、現在は、「学士(経済)」とするよう定められています
資格の活かし方
学士制度がはじまった当初は、大学を卒業する者も少なく、学士の称号を持つ者はエリート、「学士様」と呼ばれることもあったそうです。やがて時代を経るごとに、その数は増加し、一般化したために、正直なところ、学士の価値や評価は、当時のそれよりも下がっていることは否めません。
しかしながら一方で、企業や職種によっては、大学卒を採用条件にしている場合や、大学卒と高校卒とで待遇や昇給に差がでることがあるというのも事実です。
また、資格試験にあたり、大学卒であることが受験要件に含まれている場合があります。
公務員や2017年施行された心理系初の国家資格・公認心理師は、一部例外はありますが、基本的には大学卒(履修科目の指定あり)が受験要件となっています。もちろん大学院入学についても同様です。
その他の例)
社会保険労務士、精神保健福祉士、理学療法士、産業カウンセラー、アクチュアリー、税理士、薬剤師など
※資格によって、指定された科目の履修が必要な場合、大学卒以外の資格取得ルートがある場合があります。
気になる将来は?
社会人になってから、「学士」を取得する方々の中には、資格取得に向けてという方以外に、
・学生時代に経済上または健康上の理由等で進学を断念したが、学べる環境が整ったので今改めて挑戦したい。
・学生時代に学んだことをもう一度学び直して、さらに知識を深めて仕事に活かしたい。
・同じ職に就いていても高校卒と大学卒で待遇が違う現状。待遇アップももちろんだが、将来的にも自分に自信を持って仕事ができるよう、大学でしっかり学んで学士を取得したい。
といったことを目的にする方々もいます。
学士の称号を授与された、すなわち大学を卒業したからといって、すべての道が開かれるわけではありません。それはあくまでも卒業に必要な単位を修得したということにすぎません。
大学入学、または卒業し学位を得ることを目的や目標にするのではなく、「もっと学びたい」、「夢を実現したい」など、もっと先に目標を持って、勉学に励み、単位を修得し、卒業すること。その先に「学士」という称号があるのだと考えるべきでしょう。
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