終活アドバイザー資格ガイド
どんな資格・スキル
終活とは、人生の終末期に向けての事前準備を行うことです。もともとは相続、遺言、保険、介護、終末期の医療、葬儀、お墓についてなど、人生の締めくくりを想定して準備を進めることを指す言葉でしたが、現在では、自分の人生を見つめ直し、自分らしい生き方について考えることで残りの人生を充実させ、自分らしいエンディングを迎えるための前向きな活動と解釈されています。
終活を進める方に対して、葬儀・遺産相続・不動産・資産の管理などの専門知識をもって的確なアドバイスをし、ライフプランの設計をサポートするのが終活アドバイザーの仕事です。
学べること・学び方
終活アドバイザーを目指す講座では、終活のアドバイスを行う上で必要となる資産・不動産の管理、相続、高齢期の医療・介護、葬儀やお墓についての専門知識などについて学べるほか、近年注目されている「エンディングノート」の書き方についても学べます。「エンディングノート」とは、終活を行う人自身が、プロフィールや自分史をまとめたり、もしものことがあった時のために家族や親しい人に伝えたいことを記しておくノートのこと。終活を行う上で考えるべきことがまとまり、終活を進める第一歩となります。
資格の活かし方
終活アドバイザーの知識は、高齢者と接する機会の多い医療・介護福祉の業界で仕事をされている方や、金融・保険業界、葬儀業界で働いている方などのスキルアップに役立ちます。資格取得のためには指定の試験に合格する必要がありますが、受験資格の制限はなくどなたでも受験が可能。自身の終活や身近な方へのアドバイスのために資格を取得するケースも多くあります。