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発達障がいとは?発達障がい支援に役立つ資格や講座もご紹介

発達障がいとは?発達障がい支援に役立つ資格や講座もご紹介

近年、発達障がいへの関心が高まり、教育の場や社会の中でも支援のニーズが広がっています。しかし「発達障がい」にどのような症状やつらさがあるのかをは理解できていない方も多いのが現状です。

発達障がい支援に役立つ知識や資格を紹介しますので是非参考にしてください。

更新日:2024-07-29(公開日:2024-07-29)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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発達障がいとは

発達障がいとは、生まれつきの脳の働き方により、言語や学習能力の発達の偏りや物事の捉え方、行動パターンに定型発達者(発達障がいのない人)との違いが出てしまうことで、対人関係をうまく築けなかったり、日常生活に支障が出てしまう状態のことをいいます。

発達の仕方それぞれに特性があり、その特性を「わがまま」「怠けている」と勘違いされてしまうなどの困難さ、生きにくさを持っています。また、勘違いされてしまうことにより発達障がいであることを見過ごされてしまうケースも多くあります。

発達障がいの症状は薬物療法でコントロールできるものもありますが、根本的な治療法はなく、療育やカウンセリングで発達支援や訓練(認知行動療法やソーシャルスキルトレーニング)をする事が多いです。
発達障がいの特性それぞれの特徴を下記でご紹介します。

ASD(自閉スペクトラム症)

自閉症

自閉症は現在はASD(自閉スペクトラム症)としてカテゴリ分けをされています。
自閉症の特性には言葉の発達が遅れており会話が続かない・社会的コミュニケーションが難しい・感覚過敏がある・関心の偏りが狭くこだわりが強い事が挙げられます。
3歳までに特徴がみられ、なかなか話さない・目が合わないなどといったことで気づくこともあるそうです。

高機能自閉症

高機能自閉症も現在はASD(自閉スペクトラム症)としてカテゴリ分けされています。
高機能自閉症は自閉症の特性を持ちながらも、知的障がいを持っていないことが特徴です。こちらも3歳までに特徴が表れます。

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群も現在はASD(自閉スペクトラム症)としてカテゴリ分けされています。
知的発達に遅れは見られず、言語発達もしていますが、興味関心の狭さや相手の気持ちを汲み取れないために自分の話ばかりをしてしまうことなど対人コミュニケーションに困難さを持っています。

ADHD(注意欠陥多動性障害)

集中が続かない・動くことをやめられない

ADHDは話を集中して聞けない・作業に見落としなどが多く正確にできない・物を失くす事が多いなどの「不注意」、体を絶えず動かしてしまう・ずっと座っていられない・話すことをやめられない・順番を待てないなどの「多動性・衝動性」の特性があります。

「不注意」と「多動性・衝動性」のどちらかが強く出たり、両者を兼ね備えている場合があり、兆候は12歳ごろまでに発現するといわれています。

LD/SLD(学習障がい/限局性学習症)

学習面での困難さがある

LD/SLDは読むことや書くこと、数の理解や計算をすることなど学習に関する特定の技能に困難さを持つ発達障がいです。
就学期になって学習に直面することで判明する場合が多いですが、知的発達には問題がないため、勉強不足や努力が足りないなどと言われ見過ごされてしまうケースもあります。

その他の発達障がい

トゥレット症候群・吃音

トゥレット症候群は瞬きや首振りなどの運動チックと咳払いや叫び声などの音声チックが1年以上続く場合の重症なチック障がいで、通常は幼少期に発症し、成人するまでに軽快する事が多いです。

吃音は、会話をするときにどもってしまい、滑らかに話すことが難しい障がいです。幼児期から発症し成人するにつれて軽快になっていくことが多いですが、場合によっては成人してからも続きます。

意外と多い発達障がいのグレーゾーン

「グレーゾーン」とは発達障がいの特性がみられるが、診断基準を満たさない状態をさす通称です。
発達障がいのない定型発達と発達障がいの間には明確な線引きがありません。診断には至っていないグレーゾーンの人も発達障がいの特性は軽微ながらも抱えており、生活の中で生きづらさ・困難さを持っています。

困難さを抱えているけども、発達障がいの診断がされていないため、公的な支援を受けられないというグレーゾーン特有の悩みも持つ人も多くいます。

子どもだけじゃない「大人の発達障がい」

大人でも発達障がいで困難さを抱えていることが実は多いです。社会に出て、仕事などで忘れ物をしてしまう・仕事がうまくできない・人間関係がうまくいかなく「生きづらいな」と思ったら、実は発達障がいだったということもあります。

子どもの頃に診断がされず埋もれていた、グレーゾーンだったという場合があり、働きにくさ・生きづらさを覚えてストレスを抱えてしまう悪循環が起こってしまう人も少なくありません。

発達障がいで起こる困りごと

日常の中での生きづらさがある

発達障がいのそれぞれの特性により、周囲の理解を得られず孤立してしまったり、不真面目だと誤解されたりして日常生活のなかに生きづらさを感じてしまう人も多くいます。困りごとは特性でそれぞれです。

ASD(自閉症スペクトラム症)の人の困りごと

  • 自分の気持ちを表現できない、相手の気持ちを汲み取れないため対人トラブルに
  • 変化が苦手、こだわりが強いためわがままだと思われたり、急なスケジュールの変化にパニックになったりする
  • 感覚過敏やこだわりで偏食や着られる服に限りがでる、活動範囲が狭まってしまう

ADHD(注意欠陥多動性障害)の人の困りごと

  • 課題や仕事などやるべきことに集中できない
  • 忘れ物やうっかりミスが多く、約束を忘れてしまい対人トラブルや怒られることも
  • 感情や行動がコントロールできず、じっとしていられないので集団行動が苦手に

LD/SLD(学習障がい/限局性学習症)の人の困りごと

  • 読み書き計算で苦手は事があるため、学習のペースについていけない
  • 仕事の現場でもとっさに内容を理解することができない
  • なぜできないのか理解してもらえず、怠けている・努力が足りないなど誤解されてしまう

発達障がいが原因で広がる二次障害

発達障がいの困りごとから起こるストレスから、二次障害が起こってしまうことも少なくありません。いじめを受けたり、理解されずに疎外感を感じてしまったりすることで、うつ病や不眠症、強迫性障がいなどを併発してしまい、メンタルケアも必要となってしまいます。

社会人の方でも、うつ病で休職したけれど、実は発達障がいが原因でストレスを抱えていたなんてこともあります。こういった場合は特性に合った環境や支援で寄り添えば、うつ病や不眠症などの精神疾患もおのずと良くなっていきます。

発達障がいの「生きづらさ」を和らげるためにどんな支援が必要?

発達障がいの知識をつけて付き合い方を知る

発達障がいは外見からは分かりにくく、その症状や困りごとは人それぞれありますが、多くの困りごとは周囲との軋轢から生まれる生きづらさです。家族も本人の周りの人もストレスなく生きていくためには、お互いに正しい知識を付けて理解しあう事が大切になります。

発達障がいに関するの知識があれば、もし、パニックを起こしている人がいても、何が原因でどう対処すれば良いか分かるはずです。

発達障がいについての知識や付き合い方を学べる講座や、資格を取ることも良い方法でしょう。
発達障がいへの特性を理解し、適切な支援方法を実践することで、あなたの周りで発達障がいによる生きづらさを感じる方の助けになれることがあります。

特性に合わせて環境を整える

発達障がいの特性自体は変えられないので、特性に合わせて環境や方法を変える事が大切です。
大人の場合例えば、仕事を向いているものにするのも一つの手です。子どもにも大人にもできる方法もいくつかご紹介します。

ASD

コミュニケーションを取りやすいよう、選択肢を紙やイラストカードにに示して選んで会話をしてみる。当日のスケジュールをカレンダーやホワイトボードに可視化して分かりやすくする。聴覚過敏の場合はヘッドフォンをつける。

ADHD

気が散りやすいので、無駄なものを周りに置かない。やらなくてはならない事の順番を紙に書いて優先順位をつける。今説明している部分を指差しをして集中させる。

LD/SLD

読む事が苦手な場合、音声で聴きながら学習をする。

特性ゆえの困難さはありますが、どんなことができて、何が苦手なのかを理解し、個性や能力に合わせサポートしていくことで必ずのびのびと成長していく事ができます。

様々な発達障がい支援の場がある

発達障がいの支援は様々な場所で受けられます。子育て支援センターや発達障がい者支援センターなどで子育て相談や療育相談などをできるので、身近で不安なことがある方は近くの専門機関を頼ることも大切です。

また、教育の現場でも学校に発達障がい支援が必要な子どものケアする保育所等訪問支援事業を実施している支援機関や児童発達支援のある学童保育、幼児教室もあります。

心理カウンセラーによるカウンセリングで発達障がいへの自己理解の訓練をできたりするので、専門家による支援も是非活用しましょう。

発達障がい支援に役立つ資格や講座は?

現場や家庭で役立つ資格

子どもに関わる仕事をしたい方や、職場や周りの人との関わり方を良くしたいと思って資格取得を考えている方もいるのではないでしょうか?
発達障がい支援の現場で役立つ資格を取得していれば、発達障がいへの知識や対応スキルが認められ、転職や就職活動も有利になるかもしれません。発達障がい支援に役立つ資格をご紹介します。

発達障がい支援の現場で役立つ公的な資格

保育士・臨床心理士・認定心理士・公認心理師

発達障がい支援の現場で役立つ民間資格

児童発達支援士・子ども発達障がい支援アドバイザー・発達障がい児支援士・早期発達支援士・ 発達障がいコミュニケーション指導者・発達障害支援アドバイザー・大人発達障がい対応スペシャリスト

今からでも学べる!発達障がい支援のスキルが身につく講座をご紹介

大人発達障害対応スペシャリスト®資格取得講座(キャリアカレッジジャパン)

資格のキャリカレでは「大人発達障害対応スペシャリスト®資格取得講座」で発達障がい支援について学べます。こちらは大人の発達障がいでの悩み事について特化している講座で、働きにくさを感じている人、職場で困難さを抱えている人を助けたい人にもおすすめです。

職場で実際に起こりがちな場面を想定しながら学習でき、現場で生かせる実践的なスキルを2カ月で学ぶことができます。
適材適所の考え方や、職場の人間関係をよくするためのスキルや知識は、発達障がいの人の為だけでなく職場全体の働きやすさにも繋がりそうですね。

もっと詳しく:
資格のキャリカレ資格取得講座一覧

発達障害支援アドバイザー講座(ヒューマンアカデミー)

ヒューマンアカデミーでは「発達障害支援アドバイザー講座」で発達障がい支援について学べ「発達障害支援アドバイザー」の資格取得も目指せます。

この講座では、職場や家庭で 支援に必要な専門知識や、実践的な支援について、基礎から体系的に学べます。主に子どもへの支援内容が多いですが、大人の発達障がいへの支援にも通じる知識をつけることができます。 子どもにかかわる仕事をする方、発達障がい支援について知りたい方、家庭での子どもへのかかわり方を知りたいかたにおすすめの講座です。

もっと詳しく:
ヒューマンアカデミーの資格取得講座一覧

子ども発達障がい支援アドバイザー講座(ユーキャン)

ユーキャンでは「子ども発達障がい支援アドバイザー講座」で3カ月で子どもの発達障がい支援に関する基礎から、接し方の事例やポイントを学べ、修了試験を受けることで資格が取得できます。

子ども発達障がい支援アドバイザーとは、子どもの発達に関する知識を深め、成長に合わせて適切なサポートができるようになる資格です。発達障がいやグレーゾーンに限らず、子どもとの関わり方も学ぶことができるので、子育てに悩んでいる方や、子どもに関わる仕事をしたい方にもおすすめの講座です。

まとめ

発達障がいについて概要や、困りごと、発達障がい支援に役立つ講座などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。発達障がい支援について学びたい方は是非おすすめの講座での学習をしてみてください。きっと、あなたの周りで発達障がいをかかえる方の助けになれるでしょう。

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学校によって受講料や学習サポート、カリキュラム、割引制度などが違いますので、資料を取り寄せてご自身にあった学校を選んでみてはいかがでしょうか。

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