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発達障がいのある人に向いている仕事とは?特徴別におすすめの仕事を紹介

発達障がいのある人は定型発達の人と比べて、仕事をする時に困難を感じる場面が多いと言われています。ただ昔と比べると発達障がいに対する理解は社会に浸透してきており、自身の症状を理解してもらうことで得意を生かして働くこともできるようになってきています。

この記事では発達障がいのある人に向いている仕事や相談先などについて、詳しく解説しています。

更新日:2024-09-26(公開日:2024-09-21)

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ACCEL JAPAN アンバサダー 岡田結実
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発達障がいの種類

発達障がいとは生まれつきの脳の特性を指し、発達障がいのある人は先天的に脳の特定の箇所の働きに偏りがあると言われています。偏りがある脳機能によって症状は異なりますが、主な発達障がいは3つに分類されます。

1つはASD(自閉症スペクトラム症)です。コミュニケーションの困難や強いこだわり、感覚過敏などが主な特性で、他者の気持ちを類推したり環境の変化や柔軟な対応が苦手です。知的障がいを伴わない場合は幼少期に発見されないまま大人になり、生きづらさを感じるようになる人も多いといわれています。

2つ目はADHD(注意欠如多動症)です。ADHDは注意力が散漫で、衝動的に行動することが多いのが主な特性です。子供の頃は授業中に席に座っていられなかったり、大人になってからも大事な予定を忘れてしまったり忘れ物が多かったりします。

3つ目はSLD(限局性学習症)です。一般的な知能は正常の範囲内にあるのですが、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」などの能力のうち、1つないしは複数に困難を抱える特性を持ちます。文字を読むことが困難であったり、書くことが困難であったり、計算ができなかったりと症状は様々です。

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ASDの特性を持つ人に向いている仕事

ASDの特性を持つ人は以下のような特徴があると言われています。

  • 他者の気持ちや意図を想像することが難しい
  • 環境の変化に弱く、柔軟な対応が難しい
  • 自分ルールを強く持っている
  • 興味のあることへの集中力が高い

人と関わるとどうしても柔軟な対応が必要な場面が多くあり、ASDの特性を持つ人には向いていないかもしれません。代わりにASDの人は興味のあることへの集中力が高い強みがあるので、それを活かせるような仕事は向いていると言えるでしょう。いくつか例をご紹介します。

プログラマーなどIT系の仕事

興味のあることに抜群の集中力を発揮できるASDの特性はプログラマーや研究職などIT系の仕事に向いているといえます。

ただしプログラマーと一口に言っても、営業やクライアントと直接の折衝や調整が必要なポジションやSE(システム・エンジニア)は避けるのが無難です。成果物に対してハッキリと○×が出るコーダーのような仕事が、周囲のノイズも少なく集中して取り組めるのではないでしょうか。

データ入力やライターなどデスクワーク

データ入力やライターなどのデスクワークも、あまり人とコミュニケーションを取らずに集中して一人で取り組める仕事です。

データ入力であれば、決まったルールに沿って決まった手順で行うことができるので、柔軟な対応を求められることはさほど多くはありません。ライティングは案件によりますが、決まった資料に基づいて文字を起こすのであれば集中して取り組むことができるでしょう。インタビューなど他者とのコミュニケーションが伴うものは避けた方が無難です。

工場のラインや設備点検などの軽作業

工場のラインや設備点検などの軽作業も、イレギュラーが起こる可能性が極めて低く、同じことをコツコツと続けることができるのでおすすめです。

ASDの特性の人は几帳面で正確な作業に向いていることが多いのも強みです。明確なルールがあり、本人がそれに納得できる場合、丁寧に一つひとつの仕事を同じ水準で取り組むことができるでしょう。

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ADHDの特性を持つ人に向いている仕事

ADHDの特性を持つ人は、

  • 注意力が散漫している
  • 落ち着きがない、じっとしていられない
  • ミスが多い

などの特徴を持ちます。

そのため正確な仕事を求められたり、同じことをコツコツと続ける集中力が必要な仕事は向いていないと言えます。そのため日々の変化がある仕事や、ある程度時間に自由のきく仕事で持ち前の行動力を発揮できる仕事を探すのが良いでしょう。

営業職やカメラマンなど外回りの仕事

営業職やカメラマンの仕事は外に出る機会が多く、机にじっとしていることが少ない仕事なので向いています。人と関わるのが嫌いでなければ、常に新しい発見があり、飽きずに取り組むことができるでしょう。

ただしADHDの特性を持つ人は大事な資料を無くしたり、予定を忘れたりしがちなので、申込書の作成や契約書の管理などは別の人にフォローに入ってもらえる体制を整えることが重要です。また大事なことはスケジュールに入れるように習慣化し、リマインド機能を活用しましょう。

Webデザイナーなどのクリエイティブな仕事

ADHDの特性を持つ人は、思考が目の前のことから飛びやすいと言われていますが、言い換えると様々な考えが浮かぶアイデアマンだとも言われており、Webデザイナーやイラストレーターなどのクリエイティブな仕事にも向いています。

一般的に集中が続かないといわれるADHDですが、ASD同様自分の興味のある分野には著しい集中力を発揮するのも特徴です。興味のあるクリエイティブな仕事に関しては抜群の集中力を発揮できるのではないでしょうか。

広告ディレクターなどの企画職

クリエイティブな職と同様に広告ディレクターなどの企画職も良いでしょう。日々浮かんでくるアイデアを活かして、能力を発揮できます。

ただし企画職は企画を立ち上げて形にするまでの間に、ある程度正確な仕事も要求されます。仕事内容を吟味して、苦手な部分は誰かにフォローに入ってもらうなどの体制作りも重要です。

プログラマーやエンジニアなどの専門職

IT分野に興味があるのであれば、プログラマーやエンジニアなどの専門職も向いているといえます。

ただし一人で最初から最後まで完結させる仕事は苦手な傾向があるので、他者と話し合いながらシステムを作っていくような仕事を選ぶのが良いでしょう。また品質管理などは苦手な傾向にあるので、クオリティチェックに関してはフォローが必要です。

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SLDの特性を持つ人に向いている仕事

SLDは特定の学習機能に困難が生じる学習障がいであり、SLDの特性を持つ人は「何が出来ないのか」によって向いている仕事は大きく異なります。

たとえば、読み書きが出来ない場合も、タブレットなどの機器でサポートできれば大丈夫、という場合はできる仕事の幅は広まるでしょう。また視覚情報の読み取りに問題がない場合はカメラマンやデザイナーなどの仕事に向いているかもしれません。

SLDの特性を持つ人は何が出来て何が出来ないかの個人差が大きいため、まずはできることを明確にし、工夫することが大切になります。

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発達障がいの人が勤めやすい職種や職場

発達障がいは同じ種類の中でも人によって症状が異なります。自分の症状によって向いている仕事を探すのもいいですが、勤めやすい職場環境かどうかを基準にするのも方法の一つです。

発達障がいの人が就職する時には、「一般雇用」と「障がい者雇用」の選択肢があります。一般雇用は障がい者雇用よりも職業の幅が広く、自身の強みを活かして成長できるという利点があります。障がい者雇用で就職する場合は、障がい者手帳が必要になりますが、合理的配慮を受けやすく、自身の持つ特性に応じたサポートを受けながら働くことができます。

定型発達の人でも適職や理想の職場というのはすぐに見つかるというものではありません。自身の希望と症状を加味しながら、自分に合った職場を探すのが良いでしょう。

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発達障がいの人には難しいかもしれない職種や職場

発達障がいの人は他者と比べて著しく苦手な分野があるため、自分で全ての采配をしなければいけない、最初から最後まで責任をもたなければいけない仕事や環境は難しいといえるでしょう。

たとえば自営業やフリーランスは、他者とのコミュニケーションから正確な事務作業までを一貫して自身でこなさなければなりません。そういった仕事は苦手なこととどうしても直面することになるので、避けた方が無難です。

また秘書やアシスタントなど、誰かのサポートに入る仕事は「柔軟性」や「正確性」を求められるのでこちらも避けた方が良いといえます。

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発達障がいの人が仕事について相談できる機関について

とはいえ、自分で就職活動をするのが不安であったり、何が合っているのかわからないということも多々あると思います。ここでは、発達障がいの人が仕事について相談できる機関がいくつかありますのでご紹介します。

障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センターは、障がい者の身近な地域において就業面と生活面の一体的な相談・支援を行うために現在全国で337センターが設置されています(令和6年4月現在)
※障害者就業・生活支援センター一覧

就業に向けた準備支援や障がいの特性に合った職務の選定、就職活動支援など、ハローワークや地域障害者職業センターなどと連携をとりながら、就業に関する様々な相談支援を行っています。

また日常生活に関する助言や、健康管理や金銭管理などに対する助言なども行っており、こちらも関係機関と連携をとって支援を行ってくれます。

センター窓口での相談はもちろん、場合によっては職場・家庭訪問等も可能なようです。

障害者職業センター

障害者職業センターは、障害者雇用促進法において専門的な職業リハビリテーションを実施するための機関で、障がい者雇用に関する支援を行っています。職業リハビリテーションの専門家として障害者職業カウンセラーが配置されているのが特徴で、障害者職業総合センター、広域障害者職業センター、地域障害者職業センターの3つがあります。

ハローワークや障害者就業・生活支援センターとも連携し、就職や職場復帰を目指す人に対して支援・サービスを行っており、就労に関する相談を行うことができます。相談には予約が必要なこともあるので、まずはお近くの地域障害者職業センターを調べてみるのが良いでしょう。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所は、障がいのある方や難病の方の就職・復職を支援するサービスを提供する国から補助を受けた施設です。障がいを持つ方が一般企業に就職する際に必要なさまざまな支援を行ってくれます。

具体的には、希望の就職をするための職業訓練やインターンの斡旋、キャリアカウンセリングや面接対策、就職後の相談などです。

全国に数多く設置されていますので、自治体のホームページや厚生労働省のホームページからお近くの施設を確認してみてください。

ハローワーク

上記のような機関を挟まない場合でも、ハローワークの窓口に直接相談することも可能です。

ハローワークでは様々な求人を扱っており、「精神・発達障害者雇用サポーター」を配置し、障がい特性を踏まえた専門的な就職支援や職場定着支援を実施しています。

その他民間のサービス

また民間の就職エージェントサービスなどを利用する方法もあります。民間でも障がい者専門のキャリアアドバイザーを設置しているケースもあり、発達障がいの特性に応じても相談にのってくれます。一度調べてみるのも良いでしょう。

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複数の学校や講座の資料請求を行い、比較してからの講座受講をおすすめします。
学校によって受講料や学習サポート、カリキュラム、割引制度などが違いますので、資料を取り寄せてご自身にあった学校を選んでみてはいかがでしょうか。

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