ネットワーク資格ガイド
どんな仕事?
企業活動の生命線とも言うべきネットワークについて設計・構築・維持・管理を行うのがネットワークエンジニアの仕事。主にネットワークコンサルタント、設計構築エンジニア、運用管理エンジニアに大別されます。未経験者は、ネットワークシステムの構築後の維持管理、メンテナンスなどの運用・保守をから経験するケースが多く、その後構築・設計、プロジェクトマネージャー、コンサルタントとキャリアアップをしていきます。
活躍の場
急激なIT化を迎え、コンピュータネットワークはあらゆる企業で欠かせない存在になっています。担当するネットワークは企業内LANから銀行ATMまで非常に幅広くあり、とどまることを知らないIT技術の進歩に常に対応できる高い技術者は万年人手不足の状態。就職先はソフトウェア関連会社、各企業のシステム関連部署などがありますが、高度な技術と知識を持ったエンジニアはあらゆる場面で活躍できるでしょう。
必要な知識とスキル
ネットワーク、OS、セキュリティーの知識が必要。ネットワーク設計・構築のために必要なシスコを中心とするネットワークベンダー、通信事業者、工事担当者との連携が必要であるため、折衝ノウハウも重要となってきます。とっておきたい資格として国家資格であるネットワークスペシャリスト試験、LPIC(Linux)、CCNA、CCNP(シスコ認定資格)、LPIC(Linux)、MCP(マイクロソフト認定資格)などがあり、とくにCCNAは必須資格として取得者が増えています。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | ネットワークスペシャリスト試験 |
試験日 |
【2023年(令和5年度)春期試験】 |
試験区分 | 国家資格 |
主催団体 | 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) (経済産業省管轄) |
受験資格 | 特にありません。 |
合格率 | - |
出題内容・形式 | ・出題形式:多肢選択式(四肢択一) ・出題範囲: 【午前Ⅰ】 共通知識 【午前Ⅱ】 専門知識: 1.コンピュータシステム(コンピュータ構成要素・システム構成要素) 2.技術要素(ネットワーク・セキュリティ) 3.開発技術(システム開発技術・ソフトウェア開発管理技術) 【午後】 ・出題形式:記述式 ・出題範囲: 1.ネットワークシステムの企画・要件定義・開発に関すること ネットワークシステムの要求分析、論理設計、物理設計、信頼性設計、性能設計、セキュリティ設計、アドレス設計、運用設計、インプリメンテーション、テスト、移行、評価(性能、信頼性、品質、経済性ほか)、改善提案 など 2.ネットワークシステムの運用・保守に関すること ネットワークシステムの運用・保守、セキュリティ管理・体制 など 3.ネットワーク技術・関連法規・標準に関すること ネットワークシステムの構成技術、トラフィックに関する技術、セキュリティ技術、信頼性設計技術、符号化・データ伝送技術、ネットワーク関連法規及び倫理、ネットワークに関する国内・国際標準及びその他規格 など 4.ネットワークサービス活用に関すること 市場で実現している、又は実現しつつある各種ネットワークサービスの利用技術、評価技術及び現行システムからの移行技術 など 5.ネットワーク・アプリケーション技術に関すること 電子メール、ファイル転送、Webアクセス技術、アプリケーション間通信、コンテンツ配信 など |
検定料 | 7,500円(税込) |
問い合わせ先 |
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)情報処理技術者試験センター https://www.ipa.go.jp/ 〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階 TEL:03-5978-7600 受付時間 : 9:30 ~ 18:15 ※土・日・祝日は休業。 (年末年始(12月29日から1月3日まで)を除く) |