セキュリティ技術者資格ガイド
どんな仕事?
企業や団体などのネットワーク、またイントラネット上のデータや企業情報を、不正アクセスやデータ改ざん、ウィルスのリスクから守るのがセキュリティ技術者の仕事です。また違法アクセスされるようなセキュリティの欠陥を作らないよう、システムを構築し、それらを管理・監視します。技術革新が激しい上に、次々に発生するウィルスやトラブル。常に情報収集を行い、それに対応できなければ務まらない仕事です。
活躍の場
一般企業のネットワーク管理部門に配属されるか、セキュリティ専門会社やIT関連会社などに勤めるのが一般的。ネットワークエンジニアからスキルアップして、セキュリティ技術者になるケースが多く見受けられます。さまざまな事件やトラブルが発生する中、ネットワークに関するセキュリティは、近年強化する傾向が見られ、セキュリティ技術者に対する注目は高まっています。求人も増えつつあり、今後もさらにニーズが高まる職業と言えるでしょう。
必要な知識とスキル
インターネットやネットワーク、OS技術に関するスキルは最低限必要です。特に必須の資格はありませんが、シスコ技術者認定の「CCSP」「CCIEセキュリティ」を取得していることで、ある一定の知識とスキルがあることを証明することができます。また世界中で発信される最新情報をいち早くキャッチするために、ある程度の英語力は身につけておきたいもの。未経験からこの職を目指す場合、英語力があるか否かが重要なポイントになることもあります。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | 情報セキュリティスペシャリスト |
試験日 |
【令和3年度春期試験】 |
試験区分 | 国家資格 |
主催団体 | 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) (経済産業省管轄) |
受験資格 | 特にありません。 |
合格率 | 15%前後 |
出題内容・形式 | ・出題形式:多肢選択式(四肢択一) ・出題内容: 1.テクノロジ系(基礎理論・コンピュータシステム・技術要素・開発技術) 2.マネジメント系(プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント) 3.ストラテジ系(システム戦略・経営戦略・企業と法務) ・出題形式:記述式 ・出題内容: 1.情報セキュリティの企画・要件定義・開発に関すること 2.情報セキュリティの運用・保守に関すること 3.情報セキュリティに関すること 4.開発の管理に関すること 5.情報セキュリティ関連の法的要求事項などに関すること 情報セキュリティ関連法規 |
検定料 | 7,500円 |
問い合わせ先 |
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)情報処理技術者試験センター https://www.ipa.go.jp/ 〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階 TEL:03-5978-7600 受付時間 : 9:30 ~ 18:15 ※土・日・祝日は休業。 (年末年始(12月29日から1月3日まで)を除く) |