データベースエンジニア資格ガイド
どんな仕事?
データベースエンジニアとは、企業が抱える膨大な顧客情報や商品情報などを、効率よく管理・運用するためのデータベースの設計・構築のスペシャリストです。またそれらの情報を不正アクセスから守るためのセキュリティ対策や運用上のトラブル対処、バックアップ作業なども行います。ネットワークやパソコンに関する幅広い知識とスキルを持って、企業経営の中枢とも言える大切な情報を守る重要な役割を担います。
活躍の場
データベースエンジニアの多くは、システム設計やシステム開発の会社に勤めています。またエンジニア系の派遣会社に登録し、派遣先の企業でプロジェクトメンバー等に加わって、データベース構築の技術者として活躍しています。データベースエンジニアの中には、システムエンジニアやプログラマなどの実務経験のある人も多く、知識と経験を活かし、データベースシステムのコンサルタントとして、キャリアアップしている人もいます。
必要な知識とスキル
データベースエンジニアになるためには、高いレベルのパソコンスキルと幅広い知識はあって当たり前。さらに、データベースソフトの圧倒的シェアを誇る、オラクル社のデータベース認定資格=オラクルマスターを取得していれば、確かな技術者である証となり、就転職にも有利でしょう。Microsoft SQL Serverもデータベースソフトとしては、メジャー。こちらについても資格を有していればさらに強みになるでしょう。
試験データ
項目 | 内容 |
---|---|
資格・試験名 | オラクル認定技術者 |
試験日 |
【公認テス トセンター試験】 【オンライン試験】 |
試験区分 | 民間資格 |
主催団体 | 日本オラクル株式会社 |
受験資格 | 各製品・レベル毎にオラクル社が定める試験の合格が必要。(上位資格を受験するには下位資格の合格が必須) |
合格率 | 非公表 |
出題内容・形式 | ・試験形式:コンピューターによるチェック式 ・出題内容:受験する試験により異なります。詳細はこちらを参照ください。 http://www.oracle.com/jp/education/certification/examlist-172597-ja.html 例)Bronze SQL基礎I [Bronze SQLI] の場合 基本的なSQL Select文の作成 □ SQL SELECT文の機能の理解 □基本的なSELECT文の実行 □ SQL文とiSQL*Plus(SQL*Plus)コマンドの区別 データの制限およびソート □ 問合せによって取得される行の制限 □ 問合せによって取得される行のソート 単一行関数 □ SQLで使用できる各種関数の説明 □SELECT文における文字、数値および日付関数の使用方法 □変換関数の使用 複数の表からのデータの表示 □複数の表データにアクセスするための、等価結合および非等価結合を使用したSELECT文の記述 □ 外部結合による結合条件に一致しないデータの表示 □自己結合を使用した表自体への表の結合 グループ関数を使用したデータの集計 □使用可能なグループ関数の理解 □グループ関数の使用 □GROUP BY句を使用したデータのグループ化 □ HAVING句を使用したグループ行の制限 副問合せを使用した問合せの解決 □ 副問合せのガイドラインの理解 □副問合せの構文の記述 □ 単一行/複数行副問合せの実行 データ操作 □ データ操作言語(DML)の各構文の理解 □データ操作言語(DML)の実行 オブジェクトの作成および管理 □ 表の作成 □ 制約の作成および保守 □ その他のオブジェクトの使用方法 |
検定料 | 試験により異なります。 |
問い合わせ先 |
日本オラクル株式会社 オラクルユニバーシティ お問い合わせ窓口 TEL:0120-155-092 平日9:00~17:00(ただし12:00~13:00は除く) ※認定試験の予約や会場等について ピアソンVUE http://www.pearsonvue.com/japan/IT/oracle_index.html TEL:0120-355-583 平日9:00~18:00(土日祝日・年末年始を除く) http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=39 |