アロマセラピストの仕事内容とは?
アロマセラピストの主な仕事内容はトリートメントとカウンセリングの2つ!
アロマトリートメント
アロママッサージとはアロマオイルをを植物油で希釈したブレンドオイルで、
アロマオイルの成分と香りと、同時におこなわれるマッサージが相乗効果を発揮し、心身の状態をととのえることが期待されます。
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アロママッサージとは?
アロマカウンセリング
アロマカウンセリングとは、お客さまの心身の状態についてカウンセリングをおこない、アロマオイルを用いた「アロママッサージ」と、心身の状態についてカウンセリングをおこない、状態の回復に最適なアロマに関する助言や、提供・販売をおこなう「アロマカウンセリング」です。
対象となるのは「病気の予防、心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消などを目的とする」人です。
妊娠の有無や既往症の状況により、使用してはいけないアロマオイルもあります。
アロマカウンセリングで正確な助言をおこなうためには、アロマオイルに関する正しい知識が求められます。
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アロマセラピストの主な就職先・活躍の場は?
アロマセラピストの代表的な就職先を4つご紹介!
アロマトリートメントサロン・マッサージ店
アロマオイルを用いたマッサージやカウンセリングをおこなうのが主な仕事です。
アロマオイルを用いたマッサージをおこなう既存のマッサージ店でも、アロマオイルに関する正確な知識を持ったアロマセラピストの採用に前向きです。
アロマグッズ販売店
自宅でアロマオイルを使用したい人向けにアロマグッズを販売したり、お客様からのアロマに関する相談に応じることが主な仕事内容です。
美容サロン
美容サロンでは心身をリフレッシュさせるアロマオイルの活用が進んでおり、アロマセラピストに対する需要も拡大しています。
アロマセラピスト養成スクールの講師
アロマや施術の知識、カウンセリングの技法などを指導するのがその主な仕事内容です。
アロマテラピーインストラクターなどの民間資格の取得と現場での経験、さらには自分の知識や経験を効果的に人に伝える教育能力が求められます。
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アロマセラピストの1日の仕事スケジュール例を紹介!
アロマ専門店で働く場合の事例
アロマセラピストになった場合、1日の仕事スケジュールはどのようなものでしょうか。
お店の種類や経営スタイルによって仕事のスケジュールは大きく異なりますが、以下ではアロマ専門店で働く場合の例をご紹介します。
1日の仕事時間は8時間です。
アロマ専門店は10時~23時などと長時間にわたって営業しているので、アロマセラピストは2交代制で勤務します(早番10時~18時、遅番15時~23時など)。
遅番勤務の場合、1日のスケジュール例は以下のとおりです。
14:30頃 出社・仕事準備
15:00 仕事開始
・他のスタッフと仕事の段取り、予約内容の確認
・早番勤務のスタッフからの引き継ぎ事項を共有
16:00 来店客対応
・アロママッサージやアロマカウンセリング
・初来店客への事前のアンケート、会計、自宅で使用するためのアロマオイルの販売
・当日の対応をカルテに記録
18:30 休憩
・スタッフは予約・来店状況を見ながら、1回目の休憩(夕食や軽食)
19:00 来店客対応再開
・予約が入っていない場合は店内の清掃や必要な物品の発注など
20:30 2回目の休憩
21:00 来店客対応再開
・予約が入っていない場合、終業時間に向けて店内の清掃や後片付けを開始
22:00 閉店
・店内清掃、共有事項(当日の業務で発生した問題点や改善点、利用者の方の反応など)の報告や相談
23:00 帰宅
アロマセラピストのやりがいや楽しさ
お客様に喜ばれることや独立を目指せることにやりがいや楽しさがある
お客様に喜ばれる
自らが学んだことを活かして調合した香りやカウンセリングなどによりお客様が癒やされ、施術の効果で喜んでもらえたときに最高の喜びを感じられます。
こうしたお客様からの感謝や職場からの評価により達成感を得ることで、モチベーションのアップにもつながります。
自身も癒やされる
身につけたアロマテラピーの知識やマッサージの手技は、自身の癒やしに活かすこともできます。
コミュニケーション能力がアップする
セラピストは人との関わり方の基本を根本から勉強できる仕事です。
そのため、元々あまり人と話すことが得意でない方でもコミュニケーション能力がアップしたり、社交的になることも多いようです。
独立を目指せる
スキルを身につけ、経験を積むことで高いレベルの資格を取得でき、収入アップや昇格、いずれは独立を目指すこともできるでしょう。
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アロマセラピストの大変なこと
給料・環境が良いとはいえない
社会的地位が確立されておらず、給料が安い
アロマセラピストは社会全体からするとまだまだ認知度が低い職業です。資格も現時点では民間資格のみのため、社会的地位が確立されているとはいえないのが現実です。
そのため、雇用の間口が狭いだけでなく、給料も安い傾向にあるようですが、職場によっては待遇も異なります。
例えば、ホテルスパのセラピストは技術力の高さが求められたり、求人が少ないので狭き門ではありますが、他のセラピストよりも高待遇で給料も良いようです。
常に技術向上が求められる
常に知識力や技術力の向上させる努力が必要がありますが、他技術職のほとんどでも同じような努力が必要となります。
お客様に対応していくうちに、もっと自身のスキルを向上させたい!と思い勉強を続けるセラピストが多い傾向です。
休みの面での苦労
お客様のニーズが休日に高まるため、土日や祝日の休みは他業種と比べて取りづらいのが現状です。
アロマセラピストの雇用形態・働き方
企業に所属して働くか、フリーランスとして活躍する!
企業に所属する場合
企業に所属する場合には、「正社員」「派遣」「アルバイト・パート」など、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるのがアロマセラピストの魅力のひとつです。
しかし、派遣社員をフルタイムで雇用する企業や店舗はあまり多くありません。
前述のとおり、アロマセラピストの認知度が高くないために、アロマセラピストを受け入れてくれる派遣会社があまり多くないのです。
正社員以外の場合
また、アルバイトとして働く場合は、リラクゼーションやマッサージを行っている店舗での就業がほとんどで、香りの調合まではできないのが現状のようです。
こうした正社員以外の働き方の場合は、「時給制」「完全出来高制」「完全歩合制」などの給与体系です。
社会保障がつかないことが多くあるので、雇用契約時には注意しましょう。
フリーランスの場合
フリーランスとして働く場合は、独立・開業して顧客の施術にあたるだけでなく、スクールなどの講師として働いたり、企業との契約でイベント派遣の仕事をしたりもできます。
副業も可能
また、資格を取っておくことで、別の仕事をしながら副業として働くことも可能です。
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アロマセラピスト 給料・年収分析
アロマセラピストの平均年収
アロマセラピストの年収は、全国平均で約250~270万円と言われています。
国税庁の「平成30年分民間給与実態統計調査結果」によると、給与所得者の平均年収は約440万円だったので、アロマセラピストの年収は、低い水準であることがわかります。
また、アロマセラピストは勤務する地域や職場によって、給与水準が異なる仕事だと言われています。首都圏エリアや京阪神では、平均年収よりも高い水準ですが、地方都市になると平均年収以下になります。
月収は約10万円台後半~20万円台前半で、正社員であればボーナスが支給され、手当も充実している職場も多いでしょう。ボーナスについては、月収の約4か月分が、年2回に分けて支給されるという例もあるようです。指名料や歩合給がある職場では、プラスの収入が見込めます。
アロマセラピストの初任給
新卒者・未経験者として就職した場合、初任給は約16万円~18万円が目安、年収は約200万円前後といわれているようです。
最終学歴によって大きな差はありませんが初任給は前後するようです。
ボーナス・賞与は、就職先にもよりますが、2~3年以上の経験をしなければ、ほとんど支給されることがないようです。
また、就職までに取得・保有している資格によっても、その資格の評価・レベルで給与は変動します。
収入アップを目指す方法
顧客数・リピーターを獲得して、歩合給・指名料を得ることで収入アップを目指せます。
努力次第では、300万円~400万円台の年収を得ることもできるかもしれません。また、管理職や店長になれば、500万円~800万円の年収も目指せます。
役職・経験よっては正社員ではなくアルバイトでも、高水準の時給で勤務可能です。
経験者であれば、ブランクがあっても社会復帰しやすい仕事です。
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アロマセラピストになるにはどうすればいいの?
民間資格を取得するのが一般的!
アロマ専門店の求人には「未経験者歓迎」などと記載されていることが多く、特別な資格がなくてもアロマセラピストの仕事はできます。
名称独占資格ではありませんので、誰でもアロマセラピストを名乗ることも可能です。
しかし、アロマ専門店は乱立しており、他店と差別化をはかるためにも有資格者は歓迎されます。
アロマセラピストになるには、アロマの基礎知識を身につけ、アドバイザーなどの上位資格を目指すのもおすすめです。
利用者の方に正確で確実な情報を提供するためにも、選ばれるセラピストになるためにも資格取得は有効でしょう。
もっと詳しく:
アロマテラピーの資格について
まとめ
ここまで、アロマセラピストの仕事内容や活躍の場、給料などを見てきました。
資格がなくてもアロマセラピストの仕事はできますが、アロマに関する正しい知識が必要になります。
資格取得することで知識を身につけている証明になり、就職や利用者の方がセラピストを選ぶ際にも有効になるでしょう。
アロマセラピストを目指している方は、資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。
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監修者プロフィール
AEAJ認定校「齋藤れいこアロマスタイルスクール」主宰。
日本プロフェッショナル講師協会認定講師。
【保有資格】
AEAJ認定 アロマテラピーインストラクター
JAMHA認定 メディカルハーブコーディネーター
一般社団法人EAPコンサルタント普及協会認定EAPコンサルタント
【主な経歴】
サクラビア成城 アロマテラピー講座講師
JTBトラベル &ホテルカレッジ アロマテラピー外部講師
日産自動車本社にて「働く人のためのアロマセミナー」開催
日本橋三越 真珠とアロマ香水のコラボ商品プロデュース
ほか