ナレーター資格ガイド
どんな仕事?
ナレーターは、テレビ番組やCMなどの映像に解説やコメントをのせていく声の専門家です。基本的に原稿を読み上げる声だけの出演となります。また各種展示会や式典、イベントでの司会、企業紹介や教材ビデオ、車内放送や店内放送、音声認識ガイドなどの仕事もあります。とくにモーターショーやビジネスショーなどの展示会で製品を紹介し販売促進をはかる仕事をナレーターコンパニオンと称します。
活躍の場
ナレーターの多くはプロダクションに所属していますが、経験と実力を積めばフリーで活躍することもできます。放送番組やCMの多様化、放送メディアの拡大に伴って、ナレーターの需要は増加しています。番組のおもしろさを左右する重要な要素として、またCMでも、メーカーに代わって企業や商品イメージをダイレクトに消費者に伝えるナレーターの重要性が再認識されています。力量のあるナレーターの活躍の場はさらに広がるでしょう。
必要な知識とスキル
正確な発音・発声・読み方などの基礎技術だけではなく、人を惹きつける魅力的な声が必要です。一般には養成所で学んだり、所属プロダクションの研修を受けますが、プロになってからも日常的な声の訓練は欠かせません。最近では持ち味やキャラクター性を生かしたナレーションも増えており、さまざまな演出にも応えられる演技力や表現力が要求されています。実力があれば、年齢に関係なく活躍できます。