オンラインで受講可能なリカレント教育20選！転職・独立開業に有利な社会人向け通信講座を紹介

社会人がリカレント教育で学び直すには

多忙な社会人がリカレント教育をおこなう場合、独学は労力が大きく負荷がかかります。
大学や専門学校など、学習内容が効率化された講座で学び直すことが推奨されるでしょう。

なお、教育機関の講座は大きく通学と通信の2つにわかれます。
それぞれどのような特徴があるでしょうか？通学する場合と通信講座で学ぶ場合、それぞれの学び方について解説します。

大学、社会人向けスクールなどへ通学する

通学講座は、学校で直接講義を受けることができ、特に技術面のスキルを実際に体験しながら習得できることが大きなメリットです。

海外では、社会人が大学などへ再入学して学び直しをおこなうことが一般的です。
しかし、日本で社会人が同様の教育を受けるには以下のような懸念点があります。

• 夜間や土日開講のみの講座があるが、講座の選択肢が限られる場合がある
• 全日制の講座を選択した場合、会社を長期休業または退職しないと通学できない
• 決まった日時に決まった場所へ通う必要がある
• 地方に居住している場合、希望の講座を開講する教育機関が近隣にがない

学び直しのための長期休暇制度がある会社は、まだ日本には少数しか存在しません。
会社を退職してしまうのは、収入が途絶える可能性があり、リスクが高いといえます。

社会人にとっては通学は障壁の多い部分もあるでしょう。

通学圏内に希望する講座を開講するスクールがある場合は、終業後や休日のみでも学べるカリキュラムを選択することが、通学講座で学びやすくなるポイントです。

働きながらオンライン式の通信講座で学ぶ

通信講座は、教材を用いて、講師とやり取りしながら自己学習を進める方法です。
空き時間を活用しての学習が可能なため、仕事と両立しやすく、就業中の社会人も働きながら学ぶことができます。

さらに、オンラインビデオ通話の普及により、近年ではオンライン講座が増加しています。

講義をオンライン動画で視聴できたり、オンラインで直接講師に質問・相談ができたりすることが特徴です。

なかには、通学講座での講義をライブ配信により受講できるケースもあります。
通学とさほど変わらない環境下で学習を進められるのが、大きなポイントです。

忙しい社会人の方には特におすすめの学習方法といえるでしょう。

関連記事：
リカレント教育とは？事例や必要性、メリット、現状の課題を解説！

転職や独立開業に有利！おすすめのオンライン通信講座

資格取得やスキルの習得が転職・独立開業に有利になる、厳選した22件のオンライン講座を紹介します。

以下の4つの人気分野でオンライン受講が可能な講座をまとめました。

• キャリアコンサルタント
• Webデザイン・Web制作
• 宅地建物取引士（宅建士）
• ネイリスト

キャリアコンサルタント

少子高齢化による労働人口の減少が危機的状況にある日本。
年金制度の改正などもあり、シニア世代になっても継続して働く必要性が出てきました。
キャリア形成は長期的に考える必要があるといえるでしょう。

そして、そのキャリア形成をサポートするのが、キャリアコンサルタントです。

キャリアコンサルタントは国家資格かつ名称独占資格であることから、資格を保有していないとキャリアコンサルタントを名乗ることができません。

なお、キャリアコンサルタントは、国の人材キャリア開発支援施策の重要ポジションでもあり、需要は年々高まっている状況です。

また、成長市場である転職エージェントなどの人材紹介事業では、求職者をサポートする人材コーディネート職を積極的に募集している企業も多くあります。
キャリアコンサルタント資格保有者は価値が高い存在であり、転職に有利な資格の1つといえるでしょう。

出典 
内閣府ホームページ／キャリアコンサルタントの育成、キャリアコンサルティング普及の立場から
厚生労働省／「キャリアコンサルタント」名称独占について

参考 キャリアコンサルタントになるには？国家資格取得の流れについても解説

関連記事：
シニア世代こそリカレント教育を！推奨される理由と習得すべきスキルや働き方を紹介

＜キャリアコンサルタント養成ライブ通信講座＞リカレント／LIVE通信

※教育訓練給付制度対象講座

＜キャリアコンサルタント養成【GCDF-Japan】オンライン＞キャリアカウンセリング協会／GCDF-Japanオンライン

※教育訓練給付制度対象講座

＜キャリアコンサルタント総合講座（通信＋通学／オンライン）＞キャリア開発のパイオニア／日本マンパワーの通信講座

※教育訓練給付制度対象講座

＜国家資格キャリアコンサルタント養成講習＞一般社団法人 地域連携プラットフォーム／通信

※教育訓練給付制度対象講座

Webデザイン・Web制作

現代の手に職ともいうべきスキルが、WebデザインやWeb制作です。

企業のWebサイト、インターネット販売のECサイトなど、Web上での情報提供・集客はもはや当たり前のものとなりました。
企業において、Webサイトの制作、更新は必須の業務であり、WebデザイナーやWebディレクターの需要は高まる一方でしょう。

また、Webスキルを習得すると、転職の際の大きな強みになるほか、フリーランスとして独立することも視野に入れられます。
働き方の選択肢を増やしたい方におすすめのスキルといえるでしょう。

参考 Webデザイナーになるには
参考 WEBディレクターの資格取得

＜Webデザイン・Web制作講座＞デジハリ・オンラインスクール

＜Webデザイン・Web制作講座＞ヒューマンアカデミー 通信講座 * 『たのまな』

＜デジタルクリエイティブプログラム＞大手前大学 通信教育部

＜Illustratorオンライン講座＞バンフートレーニングスクール／オンライン

宅地建物取引士（宅建士）

不動産業界はここ数年、土地や建物の価格上昇が続いており、好業績を維持。不動産価格指数（国際指針に基づいた不動産市場価格の動き）も上昇し続けています。

※国土交通省「不動産価格指数（住宅）」データを基にBrushUP学び作成

1980年代～90年代のバブル期との価格上昇とは一線を画した健全な上昇といわれており、今後もさらに上昇が続くことが見込まれています。
コロナ禍で業績が下降している業界も多い中、不動産業界は異例の成長を遂げている業界といえるでしょう。

土地や住宅の売買に必須の資格である宅地建物取引士（宅建士）は、大きく需要が高まっている資格の1つです。

商業用不動産の動きも活発であり、小売・流通業界などでは、店舗開発部門で宅建士の有資格者が優遇されるケースも。
転職に強い資格の筆頭といっても過言ではありません。

出典 国土交通省／不動産価格指数

＜宅建士講座＞大栄のオンライン講座

＜【オンライン型】宅建士講座 2022年度試験向け＞資格講座メダリストクラブ／通信講座

ネイリスト

2000年代、ジェルネイルの登場により、一気に人気が高まったネイル。現在も女性を中心に高い需要があります。

そのネイルを施すネイリストは、ネイルサロンの開業など、独立した働き方ができる職業の1つです。

近年のネイルは、痛ネイルや3Dネイルなど、より一層個性が表現できるデザインが重視されるようになってきています。
つまり、顧客による持ち込みデザインに対応できる腕のよいネイリストほど、集客力が高く安定して稼げる傾向にあります。

写真：いちごの3Dネイル
写真提供：ネイルサロンフルン（ネイリスト：ヒューマンアカデミー 通信講座 * 『たのまな』ネイル講座修了生、ネイリスト歴9年）

また、ネイリストは女性の割合が多い職業ですが、優れた技術を持つ男性ネイリストも存在しています。
アーティスティックな仕事を目指す男性にもおすすめの職業といえるでしょう。

参考 ネイリストの仕事内容は？仕事スケジュールや向いている人の性格も紹介！

＜ネイリスト・ジェルネイル検定トータルコースeラン対応＞ヒューマンアカデミー 通信講座 * 『たのまな』

リカレント教育の学費負担を軽減する方法

教育訓練給付制度や教育ローンを活用する

転職および独立開業に強い資格やスキルが習得できる講座は、学習期間が長めで、専門的な学習内容であるケースがほとんどです。
そのため、学費が高額になる傾向にあります。

しかし、学費が高いからと諦めるのではなく、学費負担を軽減する方法を検討しましょう。

教育訓練給付金制度や教育ローン、自治体の融資制度などを活用すると、無理のないリカレント教育が可能になります。

参考 厚生労働省／教育訓練給付制度

関連記事：
リカレント教育に利用できる補助金とは？給付金や助成金の種類や対象者、申請方法も紹介

リカレント教育で新たな一歩を

世界中でDX化が進んでおり、今後さらに機械やデジタルに置き換えた業務が増加していく見込みです。
そのため、淘汰される仕事や企業が出てくることが考えられます。

これからの時代に適応できる仕事のスキルは、自分で身につけていかなければなりません。

• さらに需用が高まる職種に転職
• フリーランスや独立開業の道に進む

以上の決断が大事になる時が来たともいえるでしょう。

オンライン対応の通信講座は、仕事をしながらでもできる学習方法です。
時代に取り残されないためにも、オンラインによるリカレント教育が推奨されます。

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