実習で注意されたことランキング！失敗から学んだ介護の基本

私の実習でよくあった注意ポイントとは？ランキング形式で紹介！

介護実習では、技術だけでなく心構えやコミュニケーション力も求められます。ここでは、私が実際に注意されたことの中から、特に多かったもの・大切だと感じたものを3つに絞ってご紹介します。

第1位：声かけや報告が不十分だった場面

もっとも多く注意されたのが「声かけ」と「報告」の不足です。介護では、利用者さんへの安心感を与えるために、何をするにもまず声をかけることが大切です。しかし、慣れないうちは作業に集中するあまり、つい無言で動いてしまうこともありました。また、現場では小さな変化でも職員同士の情報共有が欠かせません。

私は「報告・連絡・相談（ホウレンソウ）」の意識が甘く、何度も指摘を受けました。例えば、利用者さんがいつもより食事のペースが遅かったり、表情が少し沈んでいるように感じても、「気のせいかな」と思って何も伝えなかったことがあります。その後、担当職員から「小さな変化でも、まずは報告して」と厳しく注意され、利用者さんの体調変化に対する観察と共有の大切さを痛感しました。また、トイレ介助を終えたあとに他の職員への報告を忘れ、同じ利用者さんが二重に介助されてしまうというミスもありました。

失敗を通じて学んだのは、「伝える力」は技術と同じくらい大事だということ。今ではどんなに些細なことでも一言添える習慣が身につきました。

第2位：移乗・移動介助の基本を見落とした場面

介護技術の中でも難しいのが、移乗や移動の介助です。私も初めは手順をしっかり覚えたつもりでも、緊張や焦りで基本を忘れてしまいがちでした。

例えば、車椅子への移乗の際、利用者さんの姿勢を整える前に動かしたり、足元のブレーキ確認を忘れたり、そうした一つひとつが大きな事故につながる可能性があると知り、心から反省しました。

注意されたことで、自分の動きを一つずつ見直すクセがつき、正確さと安全性を意識するようになりました。

第3位：清潔ケアで配慮が足りなかった場面

入浴介助や清拭、口腔ケアなどの清潔ケアでも注意されることがありました。特に、「恥ずかしさへの配慮」や「声かけのタイミング」が足りなかったと指摘されたのを覚えています。

例えば、体を拭くときにタオルのかけ方が雑で寒そうにさせてしまったり、いきなりケアを始めて驚かせてしまったりしたこともありました。

この経験から、ケアは単なる作業ではなく、「人と人との信頼関係のうえに成り立つ」ものだということを強く実感しました。

注意された時に落ち込まないための心構えと対処法

注意されると、自信をなくしたり、落ち込んだりしてしまいますよね。でも、実習は「失敗する場所」です。完璧を求めず、素直に受け止めて次に活かす姿勢が何より大事です。

私は注意された後、すぐにメモを取り、なぜその行動が良くなかったのかを考えるようにしていました。また、わからないことは遠慮せずに質問し、「次はできるようになろう」と前向きに捉えるように心がけていました。

実習での経験は、必ずあなたの力になります。失敗は「学びの種」です。安心して、どんどんチャレンジしてくださいね！