認定介護福祉士の資格取得

認定介護福祉士とは？

認定介護福祉士とは

認定介護福祉士とは、介護福祉士のキャリアアップのために作られた資格です。国家資格である介護福祉士とは異なり民間資格ではありますが、介護福祉士の上位資格という位置づけになっています。
一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構が資格を認定しており、介護福祉士としての実務経験などの条件を満たした上で認定介護福祉士養成研修の全過程を修了することで認定介護福祉士として認められます。

認定介護福祉士の役割

認定介護福祉士には、ニーズの多様化に対応した質の高い介護サービスの提供や、介護職の指導・教育、医療関係者をはじめとした専門職との連携強化や地域包括ケアの推進など、介護サービスの向上を担う人材として幅広い役割が求められています。

認定介護福祉士講座・スクール比較

認定介護福祉士の資格を取得するには？

認定介護福祉士の資格取得ルート

認定介護福祉士の資格を取得するには、介護福祉士として5年以上の実務経験を満たした上で、計600時間の認定介護福祉士養成研修を修了する必要があります。（※受講先によっては介護福祉士ファーストステップ研修修了、または現任研修 100 時間以上の受講歴を求められる場合もあります。）

介護の資格を持っていない方が認定介護福祉士を目指す場合は、まず初任者研修・実務者研修を受講し、介護福祉士の国家試験合格を目指す必要があります。

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認定介護福祉士養成研修の受講要件

認定介護福祉士養成研修には「認定介護福祉士養成研修 I 類」と「認定介護福祉士養成研修 II 類」があり、それぞれ受講要件が下記のように定められています。

認定介護福祉士養成研修 I 類
・介護福祉士としての実務経験（5年以上）
・介護職の小チーム（5～10名）のリーダーしての実務経験を有することが望ましい（ユニットリーダー、サービス提供責任者等）
・居宅/居住（施設）系サービス双方での生活支援の経験をもつことが望ましい
認定介護福祉士養成研修 II 類
・認定介護福祉士養成研修 I 類を修了
・介護職の小チーム（5～10名）のリーダーしての実務経験を有すること（ユニットリーダー、サービス提供責任者等）
・居宅/居住（施設）系サービス双方での生活支援の経験をもつことが望ましい

認定介護福祉士のカリキュラム

認定介護福祉士養成研修のカリキュラムは下記のようになっています。

認定介護福祉士養成研修 I 類

領域名	科目名	単位	時間（課題学習を可とする時間）
認定介護福祉士養成研修導入	認定介護福祉士概論	1	15(7)
医療に関する領域	疾患・障害等のある人への生活支援・連携 I	2	30(30)
医療に関する領域	疾患・障害等のある人への生活支援・連携 II	2	30(15)
リハビリテーションに関する領域	生活支援のための運動学	2	10(10)
	生活支援のためのリハビリテーションの知識	2	20(8)
	自立に向けた生活をするための支援の実践	2	30(8)
福祉用具と住環境に関する領域	福祉用具と住環境	2	30(0)
認知症に関する領域	認知症のある人への生活支援・連携	2	30(15)
心理・社会的支援の領域	心理的支援の知識技術	2	30(15)
心理・社会的支援の領域	地域生活の継続と家族支援	2	30(15)
生活支援・介護過程に関する領域	認定介護福祉士としての介護実践の視点	2	30(0)
	個別介護計画作成と記録の演習	2	30(0)
	自職場事例を用いた演習	1	30(20)
I 類　　計			345(143)

認定介護福祉士養成研修 II 類

領域名	科目名	単位	時間（課題学習を可とする時間）
医療に関する領域	疾患・障害等のある人への生活支援・連携 III	2	30(15)
心理・社会的支援の領域	地域に対するプログラムの企画	2	30(15)
マネジメントに関する領域	介護サービスの特性と求められるリーダーシップ、人的資源の管理	1	15(7)
	チームマネジメント	2	30(15)
	介護業務の標準化と質の管理	2	30(15)
	法令理解と組織運営	1	15(7)
	介護分野の人材育成と学習支援	1	15(7)
自立に向けた介護実践の指導領域	応用的生活支援の展開と指導	2	60(40)
自立に向けた介護実践の指導領域	地域における介護実践の展開	2	30(0)
II 類　　計			255(121)