同行援護従業者養成研修資格ガイド
どんな資格・スキル
同行援護従業者養成研修は、視覚障害者に対して市町村が実施していた地域生活支援事業の移動支援(ガイドヘルプ)サービスが、国の制度である自立支援給付として新たにスタートしたことに伴い、2011年に設置された研修です。移動支援と同行援護の違いは、単なる移動の支援だけではなく、移動時に情報提供を行うことと、外出先での代筆・代読が業務として定められていることです。これによって、視覚障害者が一定の基準の下サービスを受けることができるようになり、社会参加が実現しやすい状況へと一歩前進しました。
学べること・学び方
同行援護のサービス内容は、1.移動時及びそれに伴う外出先において必要な視覚的情報の支援(代筆・代読を含む)、2.移動時及びそれに伴う外出先において必要な移動の援護、3.排せつ・食事等の介護その他外出する際に必要となる援助、となっています。このサービスを行うために、研修では同行援護や代筆・代読の基礎知識などの科目を学びます。研修は一般課程と応用課程にわかれており、同行援護従業者になるためには、どちらも修了しておく必要があります。研修は、通学で3~4日間程度で修了できるようになっています。
注目ポイント
同行援護のサービスを提供する指定同行援護事業所では、サービス提供責任者の配置が必要とされます。2014年9月までは、経過措置として介護福祉士、介護職員初任者研修修了者、居宅介護従業者養成研修1級修了者、居宅介護従事者養成研修2級修了者で3年以上の実務経験のある者、のいずれかを満たす方であれば「同行援護従業者養成研修」修了者として認められます。しかし、2014年10月以降は同行援護従業者養成研修(視覚障害者ガイドヘルパー)を修了していることがサービス提供責任者の資格要件となることが決定しており、それに備えて受講する方が増えてきています。
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