指導者からの厳しい指摘に心が折れそうになった瞬間

1. 初めての夜勤での大きなミス

夜勤は介護現場において特に気を張る時間帯です。私が初めての夜勤を担当した日、利用者の体調管理や巡回をしながらも、業務の流れをつかむことに必死でした。しかし、ある利用者の服薬時間を勘違いし、指示とは異なるタイミングで薬を提供してしまったのです。

翌朝、そのミスが発覚し、指導者から厳しく指摘を受けました。「夜勤ではミスが直接命に関わることもある。もっと慎重に確認して！」という言葉が重くのしかかり、強いショックを受けました。この経験から、夜勤業務における確認の重要性と、自分の責任の重さを改めて学びました。

2. 指導者からの厳しい言葉に涙した日

新人時代、オムツ交換に時間がかかってしまい、一人に30分も費やしてしまったことで、夜勤業務が大幅に押してしまった経験もあります。気づけば起床介助の時間になり、すべての業務が遅れ、他のスタッフに迷惑をかけてしまいました。焦りと申し訳なさでいっぱいになり、今後夜勤をこなしていけるのかと不安に感じた瞬間でした。

その日は一人になった瞬間、悔しさと情けなさで涙がこぼれました。

3. 何をしても空回りしてしまった新人時代

新人の頃は、何をしても自信が持てず、思うように動けない日々が続きました。利用者とのコミュニケーションを取ろうとしても、ぎこちなく、先輩たちのように自然な会話ができませんでした。また、業務を覚えようと焦るあまり、基本的な動作にミスが増え、ますます自信をなくしていきました。

そんな時、先輩から「最初は誰でもそう。焦らず、ひとつずつできることを増やしていけばいい」と声をかけてもらいました。その言葉を励みに、まずは一つひとつの業務を確実にこなすことを意識しました。少しずつできることが増えていく中で、介護の仕事への向き合い方も前向きになっていきました。

まとめ：厳しい指摘をどう活かすか

厳しい指摘は、ときに心に重くのしかかります。しかし、それをどう受け止め、どう活かすかによって、成長の糧にすることができます。私自身、苦しい瞬間も経験しましたが、振り返ればすべてが学びにつながっていました。

介護の現場では、利用者の安全と安心が最優先です。そのため、指導者の厳しい言葉は必要不可欠です。大切なのは、その言葉の意味を考え、次につなげる努力をすることです。そして、同じように悩む後輩に自分の経験を伝え、支えられる存在になることが、成長の証なのかもしれません。