新人介護職員が語る初日の体験談と学び

初めての職場に立つ：予想外の開始日と涙の初日

新人介護職員として初めて職場に足を踏み入れる瞬間は、期待と緊張で胸がいっぱいになるものです。私も例外ではなく、真新しい制服を身にまといながら、自分がこれから介護の仕事をきちんとこなせるかという不安が心の奥底にありました。

私の場合、実は、勤務開始は4月1日だと思っていたのに、卒業を控えた3月上旬、突然「3月25日から勤務開始だからね」と伝えられました。心の準備が整わないまま、卒業を迎える前に仕事が始まることになり、焦りや不安が募るばかりでした。

気持ちの整理がつかないまま初日を迎えたため、気づけば職場でなぜか涙がこぼれてしまったのです。しかし、利用者の方々と心温まる関係を築きながら支え合える、そんな仕事への期待も大きかったため、不安を押しのけるように一歩を踏み出しました。

戸惑いの連続！介護現場で初めて経験した業務内容

初日は、業務の多さとその内容に驚きの連続でした。利用者の方々への対応や食事の介助、リネン交換など、一つひとつの業務が大変ながらも新鮮でした。特に、利用者の方と直接対面して行う介助は、マニュアル通りにはいかない場面が多く、先輩職員がその都度臨機応変に対応する姿に驚かされました。

ある利用者様は、タンスの位置やリネンのしわを非常に気にされる方で、シーツ交換後には必ず一緒に確認してほしいというご要望がありました。少しでも位置やしわが理想通りでないと、「どうしてちゃんとやってくれないの？」と、時には強めのお言葉をいただくことも。そんな場面では緊張しますが、「相手のこだわりに応えることが介護の一環なんだ」と気づかされ、実際の現場に即した知識や技術を早く身につけたいという思いが強まりました。

反省と成長の第一歩：当時おもった今後に活かしたい教訓

初日を終えて、やりきった達成感とともに反省も多く感じました。自分の動きが不器用で、もっと効率的にできたのではないかと考えたり、先輩職員の指示を聞き逃してしまったり。しかし、これも成長のための大切な一歩と捉え、今後に生かしていこうと思いました。これからも、焦らず少しずつ経験を積むことで、確実に自分のスキルアップにつなげたいと思います。

まとめ

介護職は体力的にも精神的にも大変な仕事ですが、そこには確かなやりがいと充実感があります。失敗も成長の一環として受け止め、利用者の方々の笑顔や「ありがとう」の言葉を通じて、自分も成長し続けられる職業です。もし、人と心を通わせ、支え合う仕事に興味があるなら、介護職はあなたにとってかけがえのない経験になるかもしれません。ぜひ、この道を考えてみてください。