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忍耐力を支えに変える!厳しい現場から得た成長の記録

忍耐力を支えに変える!厳しい現場から得た成長の記録

介護職は、体を使った介助だけが求められる仕事ではありません。利用者様との心の触れ合いを通じて、感謝の気持ちを直接感じられることや、自分自身が人間的に成長できるやりがいに満ちた仕事です。その一方で、予期せぬトラブルや困難な状況に直面することも頻繁にあります。そうした困難な状況に立ち向かうために欠かせないのが忍耐力です。
このコラムでは、私自身が介護職の中で経験した困難な出来事や、それを乗り越えるために鍛えた忍耐力について紹介します。

ライタープロフィール
青木 直士(あおき なおと)
神奈川県横浜市生まれ。高校卒業後、専門学校に通い介護福祉士を取得。20代の間は特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームで勤務。特別養護老人ホームではユニットリーダーを経験。1年半病気を患い現場からは離れてしまったが、現在はフリーランスとして活動中。

更新日:2024-12-19(公開日:2024-12-17)

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介護の現場で求められる忍耐力とは?

介護の現場では、利用者様一人ひとりに寄り添ったケアが求められます。それだけでなく、突発的な状況や予期せぬトラブルにも、迅速で冷静な対応が求められます。例えば、入浴介助中に利用者さんが体調を崩された場合には、状況を素早く把握し、適切な処置や報告を行う判断力が必要です。
こうした場面では、ただ状況に流されるだけではなく、利用者様の気持ちを尊重しながら、不安を和らげる言葉をかける、あるいは安全を確保するための適切な行動を取る冷静さが求められます。その際、焦らず自分のペースを保ちながら最善を尽くす忍耐力が欠かせません。
私自身、最初の頃は焦ることが多く、緊急の場面で適切な対応ができないこともありました。しかし、経験を重ねる中で、一つひとつの状況を冷静に受け止め、優先順位をつける力を身につけました。経験を重ねる中で身につけた冷静さと判断力の積み重ねが、私の忍耐力を鍛える第一歩となったのです。

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最初は誰でもつまずく!困難を乗り越えたエピソード

高齢者と男女の介護士

新人時代、排泄介助を嫌がる利用者様を担当したことがあります。その方は、介助に対する強い抵抗感があり、怒りっぽくなることが多かったです。最初は自分の声掛けが逆効果となり、相手をさらにイライラさせてしまう結果になったこともありました。
そのとき、先輩が「声のトーンや言葉選びは、利用者さんの気持ちを落ち着かせる鍵になる」と教えてくれました。それからは、甲高い声や早口を避けて、落ち着いた低めのトーンで話すことを意識しました。また、「大丈夫ですよ」「ゆっくりでいいですよ」など安心感を与える言葉を選び、利用者さんが緊張しないように心がけました。
そして、無理に進めるのではなく、一旦介助を中断し、本人が落ち着けるまで待つ方法を試みました。
結果的に、時間はかかったものの、その方がリラックスできる瞬間を見極められるようになり、スムーズに介助を行えるようになったのです。この経験を通じて、介護の現場では相手の立場に立ち、言葉や行動をその人に合わせて柔軟に対応することの重要性を深く実感しました。

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忍耐力を鍛えるために私が実践した3つのこと

困難な状況を乗り越えるには、自分自身の成長が必要です。私が実践してきた3つの方法をご紹介します。

一歩引いて状況を見つめる

急なトラブルが発生すると、どうしても感情的になりがちです。そんなときは、まず深呼吸をして気持ちを落ち着け、一歩引いて状況を冷静に見つめる習慣を身につけました。
「今できることは何か」を考える際には、利用者様の安全を最優先にした上で、何から手を付けるべきかを整理するようにしていました。
たとえば、複数の対応が必要な場面では、まず利用者さんの安心を確保する声掛けを行い、その後で周囲に応援を頼むなどの手順を明確にすることで、冷静に行動できるようになりました。

小さな成功体験を積み重ねる

忍耐力を育てるためには、自分に自信を持つことも大切です。例えば、1日の業務を振り返り、「利用者さんに感謝された」「スムーズに介助ができた」など、うまくできたことを具体的に記録するようにしました。
また、「次はもっと声掛けを工夫してみよう」といった改善点もメモすることで、課題に前向きに取り組む意識を持つようになりました。その積み重ねにより、「以前もこのような状況を乗り越えた」という自信がつき、次の困難に冷静に立ち向かう力が生まれました。

周囲のサポートを活用する

一人で抱え込まず、同僚や上司に相談することも重要です。私は定期的に先輩やチームメンバーとミーティングを行い、困っていることや疑問に思う対応方法を共有しました。
たとえば、「声掛けのタイミング」や「利用者さんの不安への対処法」についてアドバイスをもらったことで、自分では思いつかなかった具体的な対応策を学ぶことができました。また、他のメンバーの経験を聞くことで、「同じように悩んでいる人がいる」と感じ、安心感を得ると同時に、自分の対応力も向上しました。

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つらいときに支えとなった小さな達成感の大切さ

高齢者と手をつなぐ人のアップ

介護の現場では、大きな成功を目指すよりも、利用者様の小さな変化や進歩に気づき、その達成感を喜ぶことが日々の支えになります。例えば、介助中に利用者様が「ありがとう」と優しく声をかけてくれたり、長い間笑顔を見せなかった方がふと笑顔を見せてくれた瞬間は、何にも代えがたい喜びです。
以前、長い間食事介助を嫌がり、自分で食べることを拒否していた利用者さんがいました。そこで私は、まずスプーンを握る練習から始め、焦らず声をかけながら寄り添い続けました。その結果、少しずつ自分でスプーンを持てるようになったのです。その姿を見たとき、「自分の関わりが利用者さんの力になった」と実感し、日々の忙しさや困難にも前向きに向き合おうという気持ちが湧いてきました。
このような小さな成功体験を積み重ねることで、忍耐力をさらに鍛えることができます。介護職を目指す皆さんも、焦らず利用者さん一人ひとりと向き合いながら、小さな成功を積み重ねて一歩ずつ前進していきましょう。

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まとめ

忍耐力は一朝一夕で身につくものではありません。日々の経験を重ねる中で、少しずつ培われていくものです。介護職は利用者様の生活を支えるだけでなく、他者への思いやりや冷静な判断力、自分自身の成長を実感できる仕事です。
これから介護職を目指す皆さんも、困難に直面しても決して諦めず、利用者さん一人ひとりに寄り添う気持ちを大切にしながら、前向きに取り組んでください。このコラムが、皆さんが介護職を目指す第一歩を踏み出すきっかけとなり、これからの道を歩む上で少しでもお役に立てれば幸いです。

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