高卒からでもすぐに社会福祉士になれる?
高卒の場合はまず受験資格を満たす必要がある
「社会福祉士」になるには、1年に1回行われる「社会福祉士」という国家資格を取得する必要があります。
試験の難易度は介護福祉士や精神保健福祉士など他の福祉系国家資格に比べて難しくなっています。
出題範囲が広く、毎年合格率は2割から3割ほどといわれています。
合格をして資格取得することで、キャリアアップにもつながり、就職活動にも有利に進めることができる可能性もあります。
また「社会福祉士」の資格は名称独占資格なので、資格がない場合は「社会福祉士」と名乗ることはできません。
試験に合格すれば、「社会福祉士」を名乗り、福祉の専門家として働くことができるようになります。
合格率が低く資格の取得は容易ではありませんが、ニーズがあるため資格を習得することで幅広い活躍の機会を得ることができるかもしれません。
ただい、ここで重要なのが「社会福祉士」の試験には受験資格があるということです。
受験資格を満たしていないと試験を受けることができません。
そのため、高校卒業が最終学歴であり、大学を卒業されていない方の場合は、まずこの受験資格を満たす必要があります。
社会福祉士の受験資格を得る方法とは?
(1)福祉系の4年制大学を卒業する
4年制の福祉系大学に入学し、履修すべき指定科目を取ることで受験資格を得ることができます。
卒業すれば実務経験は必要なく、すぐに「社会福祉士」の受験資格を得ることができます。
社会福祉士の受験資格としては、1番スムーズに受験資格を得ることができる方法かもしれません。
しかし、大学へ入学するのはどなたでもすぐにできることではありません。
なぜなら、大学に合格をする必要があるためです。
また、入学前に勉強するための時間確保や参考書・予備校などの経済的負担だけでなく、入学試験に合格し大学に入学することができた場合には、学費を支払わなければなりません。
上記のように、4年制大学に入学する方法の場合は、経済的負担が大きくなります。
少しでも経済的負担を減らすためには、夜間の福祉系大学に入学するという方法もあります。
夜間であれば日中に仕事をしながら通えますし、学費も少し抑えられるので経済的負担は減るでしょう。
福祉系大学の夜間コースであれば、同じように「社会福祉士」を目指す仲間もできるかもしれません。
(2)福祉系の短大・専門学校を卒業する
「社会福祉士」の受験資格には4年制大学以外にも、3年制もしくは2年制の福祉系大学や専門学校を卒業するという選択肢もあります。
通学する年数が少ないため、学費の負担は少なくなります。
4年制大学で受験資格を得る方法よりも、費用面を抑えることができるため、入学へのハードルが下がる点はメリットであるともいえるでしょう。
しかし、卒業しただけでは受験資格は得ることはできず、実務経験が必要になります。
3年制の学校なら1年、2年制の学校なら2年の相談援助実務の期間が必要となります。
受験資格を得ることができるまで4年間という点では4年制大学へ通学することと変わりはないでしょう。
経済的負担は少なくなりますが、大学であれば学生期間中に「社会福祉士」の試験のための勉強時間が確保しやすいのに対し、実務経験中に勉強しなくてはならないので、時間の確保などが課題となるかもしれません。
(3)相談援助実務を4年間以上経験する
大学や専門学校の入学を考えていない方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、福祉施設などに一旦就職して相談援助実務を4年間おこなうことで「社会福祉士」の受験資格を得ることができます。
4年間の実務経験を経て、1年間ほど養成所に通うことで「社会福祉士」の受験資格が得ることができます。
大学や短大・専門学校よりも通う期間は短くなりますが、目指し始めてから最短でも受験資格を得るのに5年かかることになるので時間はかかってしまうかもしれません。
しかし、「通信課程」を用意している養成所もあり、働きながら「通信課程」を利用するという方法もあるため、必ずしも時間がかかってしまうと断言することはできません。
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まとめ
高卒から「社会福祉士」を目指すための方法についてご紹介をいたしました。
受験資格を得るためのパターンを大きく分けて「福祉系4年制大学に通う」「福祉系短大や専門学校に通った後、実務経験を得る」「実務経験4年間を経て養成所に通う」の3つがあります。
「社会福祉士」を目指されている方の中には、経済面や年齢、さまざまな経緯やご事情がある方がいらっしゃるかと思います。
どの目指し方が正解というわけでも不正解というわけでもありません。
ご自身の事情に最も合ったものをお選びください。