ケアマネジャーはパートタイマーとして働くことは可能?
パートタイムの募集はあり、柔軟に働くことができる
居宅サービスの受給者は多く、居宅サービスの対象となる軽度認定者数は年々増加傾向にあるそうです。
居宅サービスは要介護度に応じた支給限度基準額の枠内でサービスを行うことになり、その調整や計画を行うのがケアマネジャーで毎月計画を立てます。
これまで契約をしてきた方の計画は常にあり、それに加えて新たに対象になった方の計画を立てなければなりません。
利用者の方のお宅への訪問もあるため、数が足りていないようです。
つまり、人手不足であるからこそ、パート、アルバイトといった求人が多く出ています。
また「応相談」となっているところも多いです。契約社員で週16時間となっている求人もあります。
パートタイムケアマネジャーの労働環境
パートタイムのケアマネジャーの仕事を大別すると二つに分けられます。
一つはケアプランに関わる仕事で、居宅介護支援事業所のほか、有料老人ホーム、グループホーム、地域密着型サービスの事業所などで働くケース、もう一つは要介護認定の訪問調査に関する仕事です。
こちらは、市役所など公的機関で働く場合と市町村からの委託を受けた事業所で働く場合とがあります。
それぞれについて、もう少し詳しく説明します。
(1)ケアプランに関わる仕事
まず、前者のケアプランに関わる仕事は相談援助、ケアプラン作成、連絡調整、給付管理業務、サービス提供内容検証などがあります。有料老人ホームやグループホームの場合は、要介護申請書類の代行作成もあります。
また、グループホーム、地域密着型サービスの事業所の場合は介護業務もあります。
居宅介護支援事業所の場合、ケアマネジャー1人で40人くらいの利用者様を抱えることがありますが、グループホームや地域密着型サービスの事業所の場合は件数がかなり少ないので、その分、ケアプランに関わる仕事がないときは自施設の介護業務を行うようです。
時給など
時給は平均約1,300円くらいであり、有料老人ホームの場合、時給平均約1,500円くらいと若干高めです。
またパート、アルバイト待遇でも賞与が支給されるところもあります。週2回~応相談というところもあれば、週20時間というところもあります。
(2)要介護認定の訪問調査
次に要介護認定の訪問調査ですが、依頼のあったところへ行き、聞き取り調査を行ったあと、それをコンピュータに登録する業務を行うところまでを1件と数え、1件につきいくらと設定しているようです。
訪問調査の求人の多くは日給で提示され、金額に差があるのは訪問件数の差とお考えいただくと良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
要介護者が年々増えている以上、ケアマネジャーは欠かすことのできない存在であるといえるでしょう。
パート、アルバイト求人もありますが、もちろん、フルタイム求人もあります。
子育てなどを終えられた世代の方がパートからフルタイムの勤務を選択されるケースもあるようです。
利用者の方のよりよい生活のため、仕事のやりがいはもちろんのこと、ご自身のライフプランにあわせて、働き方が選べる点でも魅力的な仕事なのではないでしょうか。