介護福祉士実務者研修の「実務者研修教員講習会」とは?
介護福祉士実務者研修の講義を行う教員になるための研修!
この講習は、その名のとおり介護福祉士実務者研修の教員を養成するために、厚生労働省が指定する講習会です。
平成28年度より、介護福祉士を目指す方が介護福祉士国家試験を受験するために介護福祉士実務者研修の修了が必須となりました。
こうした改定を背景に、実務者研修は介護福祉士を育成するためにも重要な役割を担う研修となり、その実務者研修の指導を担う教員のニーズが高まってきています。
指導する教員の指導力強化が目的
実務者研修教員講習会は、研修を指導する教員の資質・能力を保持するための知識や技能を身につけ、指導力の強化を図ることを目的としておこなわれています。
2種類の教員がいる
この実務者研修の教員には専任教員と一般教員の二種類があります。
それぞれに満たすべき要件がありますが、専任教員の要件を満たしたうえでこの実務者研修教員講習会を修了すると、実務者研修の教務に関する主任者である専任教員、および「介護過程Ⅲ」の担当教員となる資格が得られます。
実務者講習の教員ニーズが高まっている今、スクールで講師や教員として働くことを希望するならば、実務者研修教員講習会の修了は必須ともいえます。
「実務者研修教員講習会」の内容は?
介護教育方法・介護過程の展開方法・実務者研修の目的、評価方法など計50時間!
実務者研修教員講習会におけるカリキュラムは3科目で、以下のような内容と時間数が割り当てられており、すべてを修了するためには50時間が必要となります。
スクールによって数日間のスクーリング(通学講座)で実務者研修教員講習会を修了できるコースと、通信とスクーリングで修了できる通信講座があります。
いずれにせよスクーリングを含む50時間の受講が必要です。
※【】内が既定の時間数ですが、参考までに通信講座での時間数の例も表記しています。
通信講座での時間数の例
1.介護教育方法
・【30時間】(通信講座の例:通信22時間、通学8時間)
教育方法の基礎的な理論を学び、介護福祉教育で応用するための具体的な教授や学習内容について理解します。
2.介護過程の展開方法
・【15時間】(通信講座の例:通信8時間、通学7時間)
介護実践のためのアセスメント、計画の立案、実施、評価について、演習における具体的な展開方法を学びます。
3.実務者研修の目的、評価方法
・【5時間】(通信講座の例:通信4時間、通学1時間)
実務者研修の目的と研修の構成・評価のあり方を学び、実務者研修の教育方法について理解します。
実務者研修の教員になるための要件は?
(1)専任教員になる場合
先ほど少し触れましたが、介護福祉士実務者講習の講師には「専任教員」と「一般教員」の二種類があります。
ここからそれぞれの教員になるための要件をご説明します。
専任教員になるためには、下記の1・2のいずれかに該当し、さらに実務者研修教員講習会を修了している必要があります。
専任教員になるための要件
1.実務経験5年以上の介護福祉士であること。
2.介護に関する科目を教授する資格を有する者であって、以下のいずれかに該当する者であること。
・大学などの教授、准教授、助教授または講師
・養成施設、福祉系の高校(一般高校)での教歴が3年以上
・福祉系の高校(特例高校)、実務者研修での教歴が5年以上
このように、専任教員になるためには厳しい要件があります。
しかし、原則として実務者研修実施機関では一定数以上の専任教員を配置することが定められています。
ちなみに、昼間課程・夜間課程を実施する実務者研修実施機関に定められた専任教員の人数は下記のようになっています。
実施機関に定められた専任教員人数
・生徒の総定員が80名までの教育機関の場合:3人
・生徒の総定員が81人から200人までの教育機関の場合:3人+(生徒の総定員-80)÷40
・生徒の総定員が201人以上の教育機関の場合:6人+(生徒の総定員-200)÷50
このように教育機関の規模が大きくなるほど、専任教員は多く必要になります。
介護福祉士実務者研修を実施しているスクールなどで教員や講師として働きたいと思うのであれば、この講習を修了し、専任教員になっておいた方が良いといえるでしょう。
(2)一般教員になる場合
介護福祉士実務者研修の一般教員(専任であるか否かは問わない)になる場合についてです。
こちらは、「介護過程Ⅲ」(スクーリング)および「医療的ケア」を担当する教員に限り、一定の要件を満たすことが必要となります。
これは自分が直接指導にあたらず、スクーリングを委託する場合においても同様です。
「介護過程Ⅲ」と「医療的ケア」を担当する教員の要件はそれぞれ下記のとおりです。
一般教員になるための要件
▼介護過程Ⅲを担当する場合
・ 専任教員要件の1または2を満たした上で、実務者研修教員講習会、実習指導者講習会を修了していること等
▼医療的ケアを担当する場合
・ 実務経験5年以上の看護師等であって、さらに医療的ケア教員講習会を修了していること等
このように、「介護過程Ⅲ」を担当するためには、専任教員にならなくても実務者研修教員講習会への参加・修了が必要となります。
医療的ケアを担当する場合
また、「医療的ケア」を担当するには実務経験のある看護師であることが必須になります。
それ以外の一般教員として働く場合は、科目によって必要要件が変わるため、実務者研修の教員を志していて求人があった場合は、自分がそれに該当するかどうか積極的に問い合わせてみることをおすすめします。
実務者研修教員講習会を受けるメリットは?
キャリアアップ・収入アップにつながる可能性も
実務者研修教員講習会を受けることで、介護福祉士の受験資格を得ることができるのをはじめさまざまなメリットがあります。
介護福祉士の国会試験で実務者研修の修了が必須となっていることで、実務者研修教員の需要も高まっています。
これまで介護の現場で働いてきた方にとっては、実務者研修教員講習会を受けることで更なるスキルアップや教員へのキャリアアップも可能となり、収入アップにもつながることも考えられます。
指導力の向上にもつながる
また、教員への講習を受けることで介護の現場において指導力の向上につながるという声も多く、後進の育成などにも役立つ内容といわれています。
介護の仕事において個人としても、組織の一員としてもスキルアップにつながることは大きなメリットといえるでしょう
実務者研修を受講できるおすすめスクールはこちら
三幸福祉カレッジ/通学(通学/全国)
ココがポイント!修了生数No.1!通学日数わずか7日で実務者研修が学べる人気講座!
スクールホームページ:
>>三幸福祉カレッジ/通学
土屋ケアカレッジ(通学/全国)
ココがポイント!介護業界への架け橋「土屋ケアカレッジ」ホームページはこちら!
スクールホームページ:
>>土屋ケアカレッジ
藤仁館医療福祉カレッジ(通学/関東)
ココがポイント!自分で考え、根拠のある介護を実践できる介護職を目指す!
スクールホームページ:
>>藤仁館医療福祉カレッジ/通学
ヘルス・ケア・サポート ハクビ(通学/関東)
ココがポイント!最大70%受講料が戻ってくる教育訓練給付制度対象
スクールホームページ:
>>ヘルス・ケア・サポート ハクビ
むさし介護アカデミー(通学/東京)
ココがポイント!西東京・池袋で学ぶなら!卒業後のアフターケアも万全!
スクールホームページ:
>>むさし介護アカデミー
日本福祉アカデミー(通学/東京)
ココがポイント!経験豊富な講師が資格取得を強力バックアップ!
スクールホームページ:
>>日本福祉アカデミー
湘南国際アカデミー(通学/神奈川)
ココがポイント!介護福祉士実務者研修の合格率は100%!あなたの資格取得と就職を全力でバックアップ
スクールホームページ:
>>湘南国際アカデミー
クリエ福祉アカデミー(通学/北海道)
ココがポイント!調布駅&国分寺駅すぐ!通学日数7日間で働きながらの資格取得
スクールホームページ:
>>クリエ福祉アカデミー
Wematch介護アカデミー(通学/福岡)
ココがポイント!介護職に欠かせない知識と技術を7日間(週1回×7回)のスクーリングで学ぶ
スクールホームページ:
>>Wematch介護アカデミー
三幸福祉カレッジ/通信 (通信)
ココがポイント!受講生満足度96.4%!自宅学習+通学講習で働きながらでも学べる!
スクールホームページ:
>>三幸福祉カレッジ/通信